こんにちは。
大阪市中央区本町で慢性腰痛、膝の痛み専門整体院を運営しているUenishi整体院院長の上西です。
本日のテーマは 「左脇腹の引きつるような痛みの原因は 足首にあった！」 についてお話していきたいと思います。
今回は５年以上も前から左脇腹の 突っ張るような痛みに悩み、いろいろな治療院を回ってこられるも 思うように改善しなかった 20代男性のお話です。
〈上西〉
こんにちは。
今日はどうされましたか？
〈患者様〉
もう5年以上前から
左の脇腹付近から腰にかけて
引っ張られるような痛みがあるんです。
〈上西〉
左の脇腹から腰にかけてね。
というのはおへその左あたりから 背中にぐらいの範囲ってことですか？
〈患者様〉
そうです。
仕事でずっと座っていると どんどん突っ張りがひどくなってきて もう座ってられなくなるぐらい つらくなるんです。
〈上西〉
ああ、そんなにですか。
それはひどいですね。
〈患者様〉
あと右足の指の付け根に
魚の目ができていて
それが歩くと痛いんです。
それも結構前からですけどね。
〈上西〉
魚の目??
ちょっと見せてもらってもいいですか？
〈患者様〉
はい。
〈上西〉
ああ、これですか？
〈患者様〉
そうです。
それが痛くなるんです。
〈上西〉
なるほど。
他には何かありますか？
〈患者様〉
はい。
顎の歪みも気になってて、 よく寝ている時に 歯ぎしりをしてるみたいなんです。
それもあって、ひょっとしたら 顎と左脇腹の症状が 関係しているのかもと思って いろいろ調べたら、顎の噛み合わせを治すことで 全身のバランスを整えるっていう 治療院を見つけてそこへ通っていました。
そこはやってもらって 少し良かったんですが 、しばらくすると 戻ってしまうんですよね。
それでも通っていたんですけど 、結局やめてしまいました。
〈上西〉
そうなんですね。
いままでいろんな治療院に 行かれてたみたいですね。
〈患者様〉
はい。
何とかしたかったんで ほんとにいろいろ行きました。
でもイマイチこれっていう 手ごたえがなくて…。
こちらが腰痛と魚の目の記事を 書いているのを見つけて 『ひょっとしてこれって僕のことかな??』 って思ったんです。
〈上西〉
そうですか。
確かに魚の目が足にできている人は 立ったときの重心に問題がある人が 多いですからね。
それでは一つ一つ診ていきましょう。
〈患者様〉
はい。
〈上西〉
ベッドにうつぶせに寝ていただけますか？
〈患者様〉
はい。
検査中…。
〈上西〉
やはりずいぶん骨盤の歪みはありますね。
〈患者様〉
そうですか？
〈上西〉
はい。
骨盤がよじれて左側の筋肉が 引っ張られている感じがありますね。
〈患者様〉
そうなんですよね。
そのあたりにすごく 違和感を感じるんです。
〈上西〉
わかりますよ！
ただそれが どこから来ているかなんですけど…。
では次に、ベッドから降りて ここに立ってください。
〈患者様〉
はい。
〈上西〉
その場で足踏みしていただけますか？
〈患者様〉
はあ、はい。
足踏み中…。
〈上西〉
やっぱり地面に足をついたときの
接地の仕方に少し問題があるようです。
〈患者様〉
魚の目が原因ですか??
〈上西〉
魚の目もそうなんですがねぇ。
気になるのが…。
足をついたときに 左の足首が内にひねられるんですよ。
内くるぶし、よーく見ていてくださいよ!!
もう一度足踏みを!!
〈患者様〉
はい。
再度、足踏み中…。
〈上西〉
ほらっ！今の！！
〈患者様〉
確かにそう言われれば…。
〈上西〉
内くるぶしが地面につく時に少し
内に入るのが分かりましたか??
〈患者様〉
はい、分かります。
〈上西〉
これは、歩くときに
骨盤から伝わった体重が足の
ど真ん中ではなく
内側に逃げてしまってるということなんです。
このような体重がまっすぐに伝わらないということが起こってしまうと、 歩く度に足から骨盤にかけて 内ひねりの力が伝わり 左側の骨盤が下に下がってしまいます。
これが原因で 左の脇腹がずっと引っ張られている んじゃないかと思うんですよ!!
〈患者様〉
あっ、確かに!!
長時間歩いたりすると この脇腹の引きつりが どんどんひどくなってくるんですよ!!
〈上西〉
そうでしょうね。
〈患者様〉
へーっ！
足の接地が関係していたんですか??
そんなこと初めて言われました!!
〈上西〉
たぶん右の魚の目は、
重心バランスがおかしくなって
右足の接地も変わってしまって
起きたんだと思いますよ。
〈患者様〉
なんか結構複雑ですね。
〈上西〉
そりゃ、基本的に人間が
地面に接地しているのは
この二本の足だけですからね。
バランスが狂うと いろんなところに 問題が出てくるのは当然ですよ!!
とここまでが問診でのやり取りです。
地面においての足の接地は 非常に重要で、その影響が骨盤や あごの骨にまで出てしまう ケースもあるということが 分かっていただけたと思います。
この患者さんは施術後に 足の接地が安定するように 工夫をしましたが、腰痛などまったく治る気配がない方 片側もしくは両側に Ｏ脚が進んできている方などはこの足の接地を 確認したほうが良いかもしれません。
ここでもっと詳しく説明したいのですが、 活字と画像だけでは限界がありそうです。
もし、心当たりがある方は ぜひ当院に相談に来てください。
足が安定すると これだけ体全体が安定するんだ という事を体感していただける と思いますよ!!
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