症例大全集

産後のお母さんが腰痛をおこしやすい原因とは?

こんにちは。

大阪市中央区本町で慢性腰痛、
膝の痛み専門整体院を運営している
Uenishi整体院院長の上西です。

今回のテーマは
「産後のお母さんが腰痛をおこしやすい原因とは?」
についてお話したいと思います。

出産を経験したママさんのお話を聞いていると、産後骨盤ケアを行っている人とそうでない人がいます。

出産した女性がその後腰痛を起こすリスクと密接な関係があるのです。

以前30代のママさんが、当院にお越しになり、出産前は腰痛の経験が無かったのに、
出産1週間後急に立てないほどの腰の痛みに悩まされていたのです。

この方は産後に骨盤をケアするという概念がなかった人の一人でした。

骨盤ケアは重要だと知っていたけど、やってこなかった方、過去に出産をされて現在腰痛をお持ちの方は
ぜひ参考にして下さいね。

 

〈上西〉
こんにちは。

足を引きずって痛そうですね。

どうされましたか?

 

〈患者様〉
なんか、右の腰が痛いんです。

 

〈上西〉
右の腰ですか。

どんな感じですか?

座ってても立ってても痛いとか?

 

〈患者様〉
座っていても立っていても辛いです。

唯一楽なのは、寝ている時ぐらいです。

 

〈上西〉
なるほど。

 

〈患者様〉
あの、私つい2週間程前に
出産をしたばかりで
、

出産の1週間後に
痛みが出だしたんです。

 

〈上西〉
そうなんですか!?

すごく最近ですね!

 

〈患者様〉
はい。

でも1週間経っても
ぜんぜんましにならなくて。

私は腰痛自体が初めてだから
体がどうかなったのかと思って。

 

〈上西〉
今骨盤ベルトはしてるんですか?

 

〈患者様〉
骨盤ベルト?

いえ、していないです。

 

〈上西〉
エッ!?していないんですか?

そうですか?分かりました。

では一度体を診させて頂きますね。

 

検査中…。

 

〈上西〉
ああ。
やっぱり出産直後なので
骨盤がゆるいですね。

これは出産が引き金になりましたね。

 

〈患者様〉
えっ、出産ですか?

 

〈上西〉
女性は出産を迎える際、
産道を確保するために
骨盤がゆるみます。

しかし産後1ヶ月は
骨盤がゆるんだままなので、

体重を支える機能が
まだ備わってないんです。

そのタイミングで出た
腰痛だと思いますよ!!

 

〈患者様〉
そうだったんですか?

 

〈上西〉
で、実際に診てみると、
やっぱりゆるゆるでした。

なので座っていても、
立っているときでも、

骨盤には上半身の
体重がかかるので、

グラグラの骨盤では
支えられなくて
腰に痛みが出るんです。

 

〈上西〉
まず今日は骨盤を締めて
腰痛の症状を抑えましょう。

では始めていきますね。

 

〈患者様〉
お願いします!

 

施術中…。

 

〈上西〉
はい。いいですよ!!

起き上がってください。

 

〈患者様〉
はい。

 

〈上西〉
どうですか?

 

〈患者様〉
あっ、痛みがまし!!

立ってもそこまで痛くない!!

えーっ!不思議。

 

〈上西〉
ある程度、
骨盤は締まってくれましたね。

でもまだ油断はしてはいけませんよ!

あなたの骨盤は、産後2週間で程度で
まだゆるい状態です。

なのでしばらくしたら
またゆるんできますから、

普段では骨盤ベルトで骨盤を
締めることをしないといけません。

 

〈患者様〉
分かりました。

どのくらいの期間締めておけば
良いのでしょうか?

 

〈上西〉
1ヶ月です。

 

〈患者様〉
わかりました。

 

〈上西〉
ただし、付けたり付けなかったり
するのだけはやめてください。

また骨盤が緩くなってしまうと、
腰痛が出てきますから。

骨盤を締めるのは、
骨折や捻挫のギブス固定と
一緒だと思ってください。

なので日中起きている時は、
骨盤をずっと締めていてくださいね。

 

〈患者様〉
分かりました。

1ヶ月間頑張って骨盤締めます。

 

とここまでがやり取りです。

産後の腰痛の原因の多くは
、

①産後の骨盤ケアを全くしていなかった
②骨盤ベルトは持っていたが、したりしなかったりと、毎日は付けていなかった。
③骨盤を締めているつもりが動いている間にずれていた。

この3つのパターンのどれかに当てはまる事が多いです。

骨盤を締めるポイントは、産後1ヶ月から1ヶ月半が勝負で、その期間でどれだけ正確にかつ長い時間締め続けていられるかにかかっています。

不便な事なのですが、決まった期間なので、その間はきっちりと骨盤を締めておいた方が良いでしょう。

それは産後の腰痛予防はもちろんのこと、スタイルキープにも大きく関わってきますよ。

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