症例大全集

テニス肘。痛みの原因は肩甲骨にあった!

こんにちは。

大阪市中央区本町でカイロプラクティック整体院を運営しているUenishi整体院院長の上西です。

今回のテーマは
「テニス肘。痛みの原因は肩甲骨にあった!」
についてお話していきたいと思います。

趣味や健康管理などでテニスを始められた方
、また学生時代からの延長で行なっている方で
肘や手首の痛みで悩まれている方がいます。

いわゆるテニス肘が
代表的ですね。

整骨院や整形外科で治療してもらい、
テニスをするときはサポーターをはめて
行なっているのではないでしょうか?

そんなあなた、又は知り合いに
そのような方がおられる方は必見です。

今回は、テニスが趣味で肘を痛められた患者さんのケースです。

 

〈上西〉
こんにちは。

今日はどうされましたか?

 

〈患者様〉
右
肘の外側が痛いんです。

今週一回テニスのレッスンに
通ってるんですけど、

終わった後が
特に痛みが強くて、
レッスンの度に痛みを
繰り返すと
いった感じです。

 

〈上西〉
なるほど。

病院には行きましたか?

 

〈患者様〉
はい。先週に整形外科に行きました。

テニス肘って言われ、
使いすぎだから休めるようにと…。

 

〈上西〉
なるほど。

で、治療はどんなですか?

 

〈患者様〉
湿布と痛み止めの薬、
それから腕に巻く
サポーターを
もらってつけています。

でもテニスは続けたいから
休まず行ってるので
、
痛みは一向に引かないんですよね。

これって治るんですかねぇ?

 

〈上西〉
湿布と痛み止めの薬ですか?

わかりました。

まあまあ結論を急がず。
もう少し詳しく聞かせてもらえますか?

テニスをしているときに、
たとえばサーブやリターンのときに
気になっていることはありませんか?

 

〈患者様〉
気になっていることですか??

 

〈上西〉
はい!リターンやサーブが
思い通りにいかないなーとか…。

 

〈患者様〉
ああ。それなら
痛める前からですが、
打ち返すときに、力が
うまく伝わらないというか…。

ボールの力に負けてしまう感じ
と言ったら伝わりますかねぇ?

筋力がないからですかね?
気のせいかもしれないですが…。

 

〈上西〉
なるほど!分かりました。

そしたら次に、
体の状態を
診させてもらいますね。

ここのベッドに座ってください。

 

〈患者様〉
はい。

 

(検査中…。)

 

〈上西〉
さっき言っていたテニスのときの
”ボールに力が伝わらない”というのは、
おそらく
肩甲骨から来ていると思いますよ!!

 

〈患者様〉
肩甲骨ですか??

 

〈上西〉
はい、おそらく。

 

〈患者様〉
「筋力が足りないのでは?」
と思っていました!

 

〈上西〉
いえ。そんなんじゃないですね。

それで、本題なんですが、
このテニス肘も、
原因は
肩甲骨の問題で起こっているので、

サポーターを付けているだけだと
治らないですよ!!

 

〈患者様〉
そうだったんですか??

 

〈上西〉
はい。
今上半身を診せてもらってましたが、

肩甲骨の位置に問題があって、
ボールを打つ時、特に腕を引く動作の時に
肘がうまく締められないんだと思います。

脇が空いた状態でボールを打つと、
その衝撃が肘に大きく伝わって
痛めているんだと思いますよ!

 

〈患者様〉
えっ?

 

〈上西〉
(鏡を見ながら…。)
肩甲骨のこの部分。

左右で比べると全然違うでしょ?

〈患者様〉
確かに。

〈上西〉
背骨のゆがみも少しありますから、
背骨、肋骨を含めた肩甲骨の調整を
行っていきます。

 

〈患者様〉
はい、分かりました。お願いします。

 

(施術中…。)

 

〈上西〉
はい!終わりました。

鏡の前に立ってみてください。
肩甲骨の位置、かなり変わりましたでしょ?

 

〈患者様〉
確かに。
最初の位置と全然違う!

 

〈上西〉
よし!
こんな感じでしばらく
施術を続けてみましょう。

 

(1ヶ月後…。)

 

〈上西〉
その後、テニス肘のほうはどうですか?

 

〈患者様〉
はい、先生が言っていたとおり、
前々回のテニスのレッスンぐらいから
痛みがましになった気がして、

今ではではサポーターしなくても
大丈夫になりました!!

 

〈上西〉
そうですか?それは良かった!!

これからは思い切って
テニスできますね!!

 

〈患者様〉
でも、またなったりしないですかね??

 

〈上西〉
肩甲骨の位置さえ安定していれば
大丈夫だと思いますよ!!

あと、
よっぽど変な打ち方をしなければ(笑)

 

〈患者様〉
良かった。

ありがとうございます。

 

とここまでがやり取りです。

この患者様が起こしていたテニス肘の原因は肩甲骨の位置に問題がありました。

意外なところが原因だったですね。

でもこのようなケースは結構あるんですよ!!

痛みの原因は痛んでいるその場所にない
ことがほとんどです。

体の中心部分をうまく使えない事で、体の外側、つまり遠心力のかかる側に負荷が掛かって、そこの関節を痛めてしまうのです。

よって、いかに体に負担がかからず、
効率の良いスイングをするかが、ケガ防止の
最善策になりますよね。

病院にいっても症状が一向に
良くならないテニス肘の場合は、
原因を探ってくれる専門家に一度
体を診てもらってはどうでしょうか?

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