腰痛とは?

腰を押さえる男性

現在体の不調を訴える日本人の中で、腰痛は男性ではダントツの1位、女性では2位という国民の代表的疾患となっています。

有名な腰痛症では、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、分離症、脊椎圧迫骨折などがありますが、実はこれらのような病院の画像検査で、腰に病変が確認されるケースは稀で、レントゲンやMRIでも異常が映らず、原因がはっきりしないのが85%以上というデータが出ています。

なぜ腰痛のほとんどが原因不明なのでしょうか?
それは腰痛が起きる仕組みにあります。

ある部分に異常が発生したとき、そこから発するシグナルを神経を通して脳が受け取り、それを腰の痛みと認識しているというのが腰痛のメカニズムです。

主な痛みの発信源は、腰に関連する筋肉、神経、関節ですが、腎臓や肝臓、子宮、卵巣など腰とは関係のない部分から信号が発進されても、脳はその区別ができず、腰痛として認識するのです。

ここに腰痛が解決しにくい理由があるのです。

腰痛セルフチェックリスト

まずはあなたの腰痛が今どれぐらいの状態なのかセルフチェックしてみましょう。
症状の目安は、軽度(1〜5点) 中等度(6〜10点) 重度(11点以上)になります。
合計が14点以上になる場合はかなり腰痛が進行している可能性があります。

✔︎腰が重い 1点
✔︎ 腰がつっぱる 1点
✔︎ 腰の前屈で痛みを感じる 2点
✔︎ ストレッチすると楽になる 1点
✔︎ 腰を温めると楽になる 1点
✔︎ 体に明らかに分かるゆがみがある 2点
✔︎ 年に一回以上ぎっくり腰を起こす 3点
✔︎ 腰をそらすと痛みを感じる 3点
✔︎ 仰向けで寝るのが難しい 3点
✔︎ 朝起きるときに腰が痛い 3点
✔︎ お尻や脚にしびれを感じる 5点
✔︎ しばらく歩くと止まりたくなる 6点
✔︎ 足の裏の感覚がおかしい 6点
✔︎ どの姿勢を取っても痛みがある 5点
✔︎ 片側の足に力が入りにくい 7点

いかがでしたか?
軽度の腰痛の場合は、セルフケアで症状を抑える事ができますが、中等度以上になるとセルフケアでは難しくなります。
放っておくと重度に移行する可能性がありますので、注意が必要になります。

なぜ多くの人は腰痛から抜け出せないのか?

仕事をする女性

前述したように、腰痛が起きる仕組みが治療を難しくしている一因として挙げられますが、その他にも理由があります。

それは行動習慣の変化にあります。

現代人のそれは昔とはずいぶん違ってきました。
パソコンやスマホが普及してきたこと。コロナの蔓延で外出しなくなったことなどで生活環境が一変したことも後押ししていると思います。

また職場のストレスや、家庭内の心配事も昔に比べて深刻化してきているようにも感じます。

昔と比べて圧倒的に変わっている点は、活動量の低下です。

その結果、体にゆがみが起きてしまい、内臓や自律神経にも影響を受けやすくなっていることで、腰痛が複雑化してきていることが考えられます。

腰痛が良くならない人の間違った認識

✔︎マッサージで良くなると思っている人
✔︎腹筋や背筋の筋肉を鍛えている人
✔︎すぐにコルセットを巻く癖がある人
✔︎痛み止め(注射や薬)を多用する人

なぜ、整形外科や整骨院では腰痛治療がうまくいかないのか?

当院には、腰痛で整形外科や整骨院に散々通い詰めた挙げ句、良くならなかった方が来院されます。
そこで受けた腰痛治療の内容をよくよく聞いてみると、たいていのケースで注射やマッサージ、電気治療、牽引などをしています。
しかし、翌日になると痛みが再発し、治療の効果が長続きしないと言うのです。それでも同じ治療を何度も繰り返します。

これでは良くなるはずがありません。
私はこの原因を、治らないと分かっても同じ治療を繰り返さざるをえない、治療バリエーションの少なさにあると考えています。
腰痛治療をうまくいかせるには、正しい原因の見立てと、治療のバリエーションが求められるのです。

椎間板ヘルニアなど病名を診断された場合、治療はどうすればいい?

腰痛の中には病院の検査で異常が見つかるケースもあります。
その代表格として挙げられるのが、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの疾患です。
このような腰痛をお持ちの方は、手術も視野に入れて治療を考えておられるかもしれません。

一般の人はMRIで腰の異常を指摘されると、その部位をいじらないと治らないと思われる方がいますが、たとえ異常があっても、体に悪さを起こしていなければいじる必要がないのです。
よって安直に手術を選択すると言うのは、早まった判断と言えるでしょう。
まず痛みの出どころがどこなのか、慎重に精査する必要があります。

腰痛が起こる本当の原因

腰椎の病変

中等度以上の腰痛が起こる根本的な問題、それは骨が神経に触れてしまうことで起きているのです。
その背景として姿勢があります。

例えば、姿勢が猫背の人、反り腰の人は姿勢が良い人に比べて腰痛になりやすいですが、
その問題は、「背骨の配列が損なわれることで、椎間孔(神経の出口)が狭くなり神経が当たりやすくなっていること」です。

椎間孔とは、運動神経、感覚神経、自律神経が通るトンネルのようなもので、そこを抜けて脳から全身へ、または全身から脳へと信号が行き来します。

姿勢の良し悪しによって、椎間孔の穴が狭くなったり広がったりするのです。
背骨の弯曲度合いの比較
このように正常な背骨のカーブが損なわれることで腰痛は発生します。

本来正常な背骨は、程よくS字型にカーブしている作りになっています。
このちょうど良い弯曲が体には不可欠であり、S字が強すぎても無さすぎても腰痛になるのです。
実際には、腰痛患者さんの7割以上に「S字弯曲の異常」が見つかります。

Uenishi整体院での腰痛施術の方法

背骨の土台である仙骨傾斜の調整

仙骨の調整

腰痛改善で最も大切なことは、背骨を理想的な弯曲に近づけることですが、その鍵となるのは「仙骨」の存在です。
仙骨の傾きが強いと弯曲の強い背骨になってしまいますし、逆に傾きが浅いとカーブの少ない真っ直ぐな背骨になってしまいます。

当院の腰痛治療では、そのほとんどで仙骨の調整を行います。
正しい仙骨の角度に調整することで、理想的な背骨の弯曲を作ると、神経の圧迫が少なくなって、腰痛は緩和していきます。
そしてその後も再発しにくくなります。

弯曲が正常に近づけば、椎間板や脊柱管にかかる負荷も変化します。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など病院で、手術を進められるような疾患をお持ちの方でも、当院が対応できる理由はここにあります。

このように当院では仙骨から骨格構造を変化させることで、神経の通り道を確保する施術を行います。

 

日常の過ごし方と自宅でできるセルフエクササイズ指導

施術を行った後で重要なのが、日常生活をどう過ごすかです。

せっかく正しく調整しても、今まで通りに過ごしてしまうと、腰痛の再発に繋がりかねないので、当院では正しい仙骨の位置をキープできる、正しい座り方をはじめとした、日常生活のアドバイスをさせていただきます。

また、腰回りの筋肉が硬くなることによっても、仙骨の傾きが強くなります。
特に体が硬い人は、定期的にストレッチの習慣を取り入れるのが良いでしょう。

しかし、どの筋肉をどうやってストレッチすれば良いのかがわかりません。
そこで、帰宅後に数十秒でできるストレッチをいくつかご紹介しており、セルフケアに役立ててもらっています。

腰痛から解放されるために必要なこと

もし、私が「腰痛から解放される方法は?」と聞かれた時にお答えすること。それは、

「的確な施術とセルフケア」
これに尽きます。

今までたくさんの腰痛患者を見ていますが、ほとんどの方が知識不足のため、どちらかに偏ってしまいがちです。
腰痛はその人の体の特性に、日常生活環境が合わさって起こるとても複雑なものです。

まずは専門家に力を借りながら、そして腰痛のことを詳しく教えてもらい、さらに自分でも心がけ、実践すれば必ず変化は起きます。
これは軽度の腰痛症でも、重度の腰痛症でも同じことです。

ぜひこの機会に、しっかりと腰痛と向き合い、完治に向かって一歩進めていただきたいと思います。

 

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