日本人に肩こり首の痛みが最も多い理由

日本人が訴える不調の中で最も多いのが肩こりであり、男性では2位、女性では1位と国民の大多数がこの症状で悩んでいます。

スマホや在宅ワーク、運動不足などで年々、背中から首にかけて上半身に不調を訴える人は、近年さらに増加傾向で、強い痛みや不快感、中には頚椎ヘルニアなどの重症者数も多くなってきているように思います。

生活スタイルの変化がその一因となっていますが、そもそもなぜ、肩こりや首の痛み、背中の痛みがこれほど多いのでしょうか?

これは人間の体が、肩こりを起こしやすい骨格構造であるということが一因となっています。

ビルと人間の構造比較

例えば、東京タワーやスカイツリーなど、縦に長い建造物を想像してみましょう。

これらは下から上にあがるにつれて、細くなる構造になっています。

それに対して人間の上半身の構造は、上部の両脇に肩甲骨とそこからぶら下がる腕、一番上には頭があります。

つまり、上に行けば行くほど逆三角形の作りになっていて、かつ重くなるという、とてもバランスが悪い構造なのです。

このように、上半身は構造的に不安定な造りになっており、そのために肩こりや首の痛みの問題が起きやすいのです。

日常生活で起きる慢性的な”コリ”の根本原因は?

歪みで起こる筋肉の緊張

あなたが普段の生活で仕事をしたり、家事をしたりスマホを見たりするシチュエーションを想像してみましょう。

その際の頭や腕の位置、背筋の位置は常に正しい状態にある訳ではありません。

左右非対称、つまり長時間不自然な姿勢で居続けてしまう状況が発生してしまいます。

それにより左右の肩甲骨の高さが変化したり、背骨はS字状に湾曲、頭は前に出るといった、不良姿勢が完成します。

これによって骨のゆがみが形成されるのです。

ゆがみはいったん起こると、自然には戻りません。

その結果、上半身のアンバランスをもたらし、頭や腕を支えるために、より筋肉の力を必要とします。

首と肩をつなぐ僧帽筋、肩と背中をつなぐ広背筋といった肩・首・背中を支える主要筋肉に負荷がかかり、その一部に緊張が起こり始めます。

猫背姿勢の方は両側、左右のゆがみがある人は、片側の筋肉の緊張が強くなる傾向にあります。

慢性的なコリが、マッサージで取れない理由

肩のマッサージ

肩や首のこりが長く続くと、次第にマッサージでも取れなくなってきたという経験はないでしょうか?

これは筋肉の緊張の原因が単なる筋疲労ではなく、姿勢のアンバランスによって二次的に起きた、”体を支えるために必要な緊張”だからです。

よってそのコリを取ってしまうと、体を支えられなくなるため、マッサージをしても取れないのです。

頻繁に起きる「寝違え」は、頚椎・胸椎のズレが原因!

慢性的な肩こりや首こりをお持ちの方が、定期的に首や背中の鋭い痛みで体を動かせなくなる事があります。

いわゆる「寝違え」のような症状です。

これは、頚椎や胸椎といった背骨の一部が動かなくなって起こる症状の一つです。

例えば、背骨のゆがみが長期間続くと、その中に致命的なズレを生じる骨が現れます。

背骨のズレは頚椎や胸椎の動きに悪影響を与え、振り向いたり上を見上げるような動作の途中に引っかかりを起こします。

その際に鋭い痛みが伴うのです。

安静にしていると、症状は一旦落ち着くのですが、忘れた頃にまた同じような痛みを繰り返すのが、この症状の特徴です。

頚椎ヘルニアや頚椎症でしびれが出るケースは手術が必要?

首の痛みがひどい、または腕などにしびれを感じるケース、病院で頚椎ヘルニアなどの診断を受けた方はどのような治療を選ぶのが良いのでしょうか?

この場合、お医者さんから手術を勧められることがありますが、まずは慎重に考えましょう。

当院で頚椎ヘルニアの方の首を検査をすると、頚椎の異常な動きが見つかる事がよくあります。

そして施術を行なった後、再び動きの検査をすると、正常な首の動きに戻り、痛みやしびれが消えるといった現象が起こります。

このような場合、ヘルニアや頚椎症が痛みの原因ではなかった可能性が示唆されます。

頚椎の手術は体に大きなリスクを伴う治療法です。

よって正しい治療の選択は、体にリスクがない方法から始めるというのが一番安全な方法と言えるでしょう。

当院が痛みの根本的解決のために行う3のこと

首の検査の様子

機能障害に陥った背骨のズレを見つけて修復する

当院では施術を始める前に必ずゆがみの検査をしますが、その中でも特にズレの大きい部位を特定します。

私の経験上、肩こり首の痛みをお持ちの方には、背骨の中に明らかに動きの悪い骨が見つかることが多く、それが背骨のゆがみ、痛みの原因となっています。

 

筋肉の緊張につながる神経伝達の調整

ゆがみによって起きていた筋肉のコリの大半は、骨のずれを矯正することで自然に緩みます。

しかし、長く緊張状態が続いている筋肉は、神経からの「緊張せよ!」という指令が出続けているため、ゆがみを取ってもそれが治らず、緊張が取れないことがります。

いわゆる神経が過敏状態のまま、治まっていないのです。

その場合は、神経伝達の過敏を和らげて筋肉の緊張を取り除きます。

 

ゆがみが起きにくくするための日常生活指導

せっかく施術でゆがみや筋肉の緊張を取り除いても、日常生活今までの姿勢や動きを繰り返していれば、またすぐにゆがみは作られてしまいます。

当院では、患者様からの聞き取りやゆがみの特徴から、姿勢のクセを見つけます。

そしてゆがみが起きにくい姿勢の取り方や、自宅で簡単にリセットできる方法を直接指導させていただきます。

ここまでのポイント

・肩こりをはじめとした上半身の不調は、骨格構造の理由からほとんどの人に起こりやすい。
・日常生活の継続的、繰り返しの動作によってゆがみは作られ、その不均衡を補うように筋肉の過緊張が起こる。
・頻繁な寝違えは、頚椎・胸椎のズレが背景に隠れている。
・ヘルニアなどの頚椎疾患に関しては、疾患自体に惑わされず、痛みの原因を追求しよう
・ゆがみの心当たりある人は、まず骨のズレを検査して、それを取り除いてもらうことから始めよう。

痛みや重だるさなど、肩や首の症状がきつく、本格的な治療を考えて来なかった方は、このタイミングでしっかりと体の状態を診てもらう事をお勧めします。

ご相談、施術をご希望の方は、お気軽に当院までご連絡ください。