こんにちは。
大阪市中央区本町で慢性腰痛、膝の痛み専門整体院
を運営している
Uenishi整体院院長の上西です。
今回のテーマは
「痛いところを直接揉んではいけない！
腰痛の原因は別の場所にある」
について
お話していきたいと思います。
腰痛を起こした時にマッサージ店や整骨院などで
痛い場所を直接揉んでもらって、
施術直後や翌日に症状が悪化した経験はありませんか？
これは痛くなった場所を直接 揉んだり触ったりしたからです。
ではなぜ、痛い部分を直接揉むと悪化するのでしょうか？
これにははっきりとした原因が隠れていました。
では実際にあった症例に基づいてその原因を
詳しく解説していきますね。
〈上西〉
こんにちは。
今日はどうされましたか？
〈腰骨が痛い患者様〉
はい。
なんか、腰がずれたみたいなんです。
〈上西〉
ほう、腰がずれた？
腰の骨がずれたということですか？
〈腰骨が痛い患者様〉
そうみたいです。
〈上西〉
なるほど。
ただ、なぜ腰の骨がずれたと 分かったんですか？
何かの動きの拍子に 『バキッ』と音が鳴ったとか？
〈腰骨が痛い患者様〉
いや、そんなんではないんですけど…。
動いたときに腰の辺りがズキンと
傷み出したのでずれたのかなと。
〈上西〉
最近気になりだしたんですか？
〈腰骨が痛い患者様〉
そうですね。１週間前ぐらい前からです。
〈上西〉
場所はどの辺りですか？
〈腰骨が痛い患者様〉
腰のちょうど真ん中のこの辺です。
〈上西〉
ここですか？
仙骨の２つ上の骨のあたりですね。
最近でこれが原因かなという心当たりは??
〈腰骨が痛い患者様〉
趣味でダンスをやってるんですけど、
練習のときにジャンプして
着地するときですかね？
そのときに腰に痛みを感じるんで。
〈上西〉
なるほど。
ではまず詳しく体を診ていきましょう。
〈腰骨が痛い患者様〉
はい。
検査中…。
〈上西〉
わかりました。
これは 腰の骨がずれてるんじゃありませんよ!!
〈腰骨が痛い患者様〉
そうなんですか？
じゃあ、何なんですか??
〈上西〉
痛みが出ているのは
腰椎の４番目の骨なんですが、
この骨はずれてるのではなくて
何て表現したらいいかな？
動き過ぎてるんですよ！
〈腰骨が痛い患者様〉
動き過ぎてる？
〈上西〉
簡単に言うと、関節がゆるいということですね。
逆にそのすぐ下の腰椎５番目の骨や
上の方の腰椎はすごく硬くて動きが悪いです。
関節としてほとんど機能していないということです。
どちらも関節として 適切な動きではないため良くありません。
腰椎全体の動きだけを見ると
痛みの出ている４番目の骨だけ
動きが大きくて
後の骨は
ほとんど動いていないという
とてもバランスの悪い
状態になってるんです。
こんな腰の状態だと腰の動きは
この関節だけで行っていることになります。
大きな運動をすればするほど
そこだけに
動きが集中してそこの関節だけ簡単に
疲労を起こしてしまいます。
〈腰骨が痛い患者様〉
はい。
〈上西〉
これが今起こっている腰の痛みの原因です!
〈腰骨が痛い患者様〉
そうなんですか!?
僕はてっきり痛いところの骨が
ずれているものと思ってました。
〈上西〉
違うんですよ!!
だから治療するのは
痛みが出ている骨ではなく
むしろ
動きの悪いほうを動かす治療をします。
今日は痛い部分は触りませんからね。
〈腰骨が痛い患者様〉
分かりました。
〈上西〉
では始めましょう。
とここまでの患者さんとのやり取りを お伝えしました。
いかがだったでしょうか？
このようなケースは実際かなり多いです。
実はからだを動かす習慣がない人でも
これは起こります。
姿勢が悪い状態で座り続けている人は
背骨の動きが固まってしまいやすいのです。
こんな時によくやりがちなのが
痛いところを一生懸命揉んでしまうことです。
これは絶対にやってはいけません！
先ほども話したように、痛みの原因は
関節の動き過ぎが原因です。
その周りの筋肉も当然硬くなりますが、
その筋肉を直接揉み解して緩めるとどうでしょう？
関節は余計に動きやすくなってしまうことで
さらに炎症を起こしてしまいます。
マッサージ店で施術を受けた直後や翌日に
痛みが増幅し、悪化をするケースは
これが原因で起こります。
この場合の最善の治療は痛い場所は絶対に触らず、
動きの悪い関節、固まっている関節の動きを正常に
戻すことです。
そうすれば、患部の負担は大きく減り、
痛みは一気に引きます。
このような関節の動き過ぎの場合は
注意が必要です。
今回は
「痛いところを直接揉んではいけない！
腰痛の原因は別の場所にある」
についてお話しました。
どこに行っても治らない長引く腰痛や
原因が分からない痛みは
ぜひ当院にお任せください。
原因から取り除いて治していきます。
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