症例大全集

脊柱側弯症。頭痛、肩こり、疲れが取れない症状との関係

こんにちは。

大阪市中央区本町でカイロプラクティック整体院を運営している
Uenishi整体院院長の上西です。

今回のテーマは
「脊柱側弯症。頭痛、肩こり、疲れが取れない症状との関係」
について実際の症例に基づき
お話していきたいと思います。

脊柱側弯症という病名。一度は耳にしたことがあると思います。

小さい頃の健康診断で担当のお医者さんに言われるというケースが多いですが、ほとんどが無症状のため、また病院としても治療のしようがないために放置されることがほとんどです。

しかし、年齢を重ねるとともに様々な症状を起こす原因となってしまうので、見過ごすことはできません。

今回は幼少期に脊柱側湾症と診断されたことのある30代女性の患者さんが当整体院にお越しになられた時のお話です。

以前に脊柱側弯症と診断されたなど
興味がある方は最後まで
お付き合い下さいね。

 

〈上西〉
こんにちは。

 

〈患者様〉
こんにちは。

 

〈上西〉
今
気になっている症状を
聞かせてもらえますか?

っていうか、問診表の項目に
いっぱい○がついていますね。

首の痛み、肩こり、頭痛、全身倦怠……
。

 

〈患者様〉
そうなんです。

5年ぐらい前から
そのような症状が出だして、

 

〈上西〉
特に一番気になるのは?

 

〈患者様〉
首の痛みと頭痛ですかね。

それと最近寝ても全然疲れが
取れない気がします。
特に朝一がしんどくて起きれないこともあります。

 

〈上西〉
それは仕事が忙しいからですか?

 

〈患者様〉
いえ。別にそこまで忙しい訳ではないんですけど
…。

 

〈上西〉
なるほど。でも疲れが全然取れない?

 

〈患者様〉
はい…。

 

〈上西〉
お仕事は??

 

〈患者様〉
歯科衛生士です。

 

〈上西〉
そうですか?仕事柄、
姿勢が大変ですよね。

前かがみで覗き込むような
感じの姿勢を長時間されますよね??

 

〈患者様〉
確かにそうですね。

 

〈上西〉
ではまず
体の状態から見ていきましょうか?

 

〈患者様〉
はい、お願いします。

 

検査中…。

 

〈上西〉
大きく背骨がゆがんでいますね。

以前に病院か健康診断で
「脊柱側弯症」と
言われたことは
ありませんでしたか?

 

〈患者様〉
あっ、あります。
学生時代のときに。

 

〈上西〉
やっぱりそうですね。

 

〈患者様〉
その時の担当していたお医者さんに
「これは悪くなることはあっても
良くなることはないですよ!」
と言われたんですが、これって治らないんですかね?

 

〈上西〉
側弯症の背骨の形を真っ直ぐ戻すとなると、
これは難しいですね。

でも体の機能的な部分は整体で
良くすることはできますから、
今お持ちの症状は変化すると思います。
そこは安心してくださいね。

 

〈患者様〉
そうですか?
よかったです!!

 

〈上西〉
では、施術に入りますね。

 

〈患者様〉
お願いします。

 

施術中…。

 

〈上西〉
はい、これで一度ベッドに
座っていただきましょう。

さっきより背骨がだいぶ
動きやすくなりましたよ!!

 

〈患者様〉
あっ、なんか頭痛が消えました。

 

〈上西〉
よかったですね。
首の痛みはどうですか?

 

〈患者様〉
動かしても痛みがないです。

 

とここまでが患者さんとのやり取りです。

脊柱側弯症というのは、比較的幼少期の女性に多い症状です。

しかし初期は特に深刻な症状がある訳ではないので見過ごされがちですが、成人を迎え、体型が変わっていくことで次第に症状が現れ始めます。

その一つとして体が疲れやすくなるのは、背骨のゆがみによって肺や心臓などの臓器を圧迫することで起こります。

またゆがみが起きると背骨や肋骨の動きが固くなってしまい、首や肩の筋肉に大きな負担がかかってしまい、頭痛にまで発展してしまう事もあります。

今回は側湾症によって固くなった背骨や肋骨を調整し、動きをつける施術を行いました。

その後何度か通院を繰り返していただきましたが、
この方の側弯症によって起こっていた頭痛、首や肩の痛みはかなり良くなり、

「仕事をしていても
それ程疲れにくくなった」
「睡眠もしっかり取れ、
休みの翌日の朝は疲れが取れている」

とおっしゃっています。

 

側弯症の人は、肩こりや腰痛、
全身の倦怠感などをはじめとした様々な症状が起こる
可能性が高く、特に頭痛を伴った肩
背中周囲の痛みを多く訴えられます。

以前側弯症と診断され、現在
つらい症状をお持ちの方は
一度整体院で背骨の状態を詳しく見てもらうことをお勧めします。

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