腰痛

片側(右側や左側)だけに痛みが出る腰痛の原因とは?

✔︎背中をそらすときや腰を使ったりしたら右の腰が決まって痛い…
✔︎立ち仕事をしていると決まって左側の腰の後ろからお尻にかけて鈍痛が出る…
✔︎仕事で重い荷物を持ったら右腰の後ろがピキッとなった!

というように、いつも片側(右側や左側)の腰が痛いということはないだろうか?

強い痛みが一旦おさまっても、完全に良くなることはなく、いつも痛みや違和感を感じているというのが、片側の腰痛の人に多い特徴だ。

なぜいつも片側の腰ばかりが痛くなるのか?

その原因は、一部の内臓疾患を除いて、ほとんどのケースで普段無意識にしてしまっている”生活習慣の癖”にある。

ここでは、片側の腰痛をお持ちの人でよくしている5つの生活習慣上の癖について紹介する。

その上で、体の中で何が起きているのかを詳しくお話ししていく。

 

片側の腰が痛い人がやりがちな5つの習慣

片側の腰に痛みが出てしまうという人は必ずと言っていいほど、日常生活において何らかの癖を持っている。
ここで代表的なものを5つ紹介しよう。

 

いつも片足重心で立っている

休めの姿勢

「いつもの癖で右足に重心を置いて立っている」

こんなことを無意識にやっていないだろうか?

通勤や帰宅の電車の中や、外の待ち合わせの時に座る場所がない場合、どうしても立っていないといけない時に、片方の足で立つ癖がある場合は要注意。

 

デスクワークで1日7時間以上は座って仕事している

パソコン作業

「仕事ではパソコンを長時間使っている。」
「座って仕事絵をしている時間が長い。」

と言うのも片側の腰が痛いという人で多い原因の一つ。

長く座っている事で坐骨にかかる力が強くなり、どうしても骨盤にゆがみが出やすくなってしまうのだ。

ちなみに一つの目安だが、1日に7時間以上座っている人は、7時間未満の人と比べて、腰痛のリスクが高くなると思ってもらっていいだろう。

 

右側か左側どちらかの股関節だけ硬くて開かない

股関節の開脚

床の上であぐらをかく時、または居酒屋の座敷に座る際や股関節のストレッチをする時に、片側だけ硬く開きが悪い。

これも片側の腰が痛くなってしまう原因の一つだ。

この場合、固い方の股関節が、必ずしも痛い側と一致する訳ではない。

例えば、右の腰が痛い人は、右側の股関節が開きが悪いというわけではなく、左側の股関節が開かない場合もあるということで、必ず同じ側とは限らない。

 

家では椅子生活ではなく床に座る事が多い

床に座る女性

これは特に女性に多いのだが、家に帰るとソファーに座らず床に座ったり、ご飯を食べる時以外は床に座る生活を送ってしまってる人、小さいお子さんと遊ぶ時などに床に座り込むなど、家で床にそのまま座る事が多い人。

その時に足を左右に流して横座りをする事があると思う。

実はこのような横座りを習慣的にしてしまっている人は、どうしても片側の腰痛を起こしやすくなってしまう。

 

新幹線、電車などの移動が多い。車の運転をよくする。

車の運転

「営業などで車の運転をよくする」
「飛行機や新幹線、車での出張が多い」

このように車に長時間乗るということももちろん腰には良くないのだが、片側の腰が痛くなるという原因の一つにこの習慣がある。

また座った時に「必ず肘掛けに手を置いてしまう」というのも片側の腰が痛い人の特徴だ。

 

なぜ腰痛は片側(左側や右側)に起こりやすいのか?

腰痛が起こる時左右どちらかに偏って起こることが多いのはどうしてか?

それはあなたが無意識にしている日常の癖によって、少しずつ起こっている”ある問題”にあったのだ。

体の中で骨にゆがみが起きているのだ。

背骨のちょっとしたズレや骨盤の傾きなどは、日常で生活をしているとどうしても起こってしまう。

そしてその中で厄介なのが、癖によってある一定の姿勢ばかりをとってしまうという事にある。

では片側の腰ばかりが痛いという時、体の中ではどのような事が起こっているのだろうか?

立っている時や座っている時の姿勢を見てみよう。

左側に腰痛が出やすい人の場合を例に取ってみる。

右の腰が痛い人は、図を反転してイメージしてみてほしい。

まず立っている時。

立つ時の骨盤の傾き

左の図は腰痛が出にくい人の立ち方。

重心は体の真ん中にあり、骨盤や下半身の骨も背骨を中心に左右対称でバランスが良い。

よって左右の腰の筋肉の長さも左右で同じになる。

一方右の図は、左側の腰が痛い人にありがちな立ち方だ。

重心は体の左側に傾き、右足にはほとんど体重が載っていない状態。

したがって自分の体重をほぼ左脚で支えている事になっている。

そうすると左の骨盤が上にあがり、背骨は右から左に向かってカーブを描いているのがこの図から分かるだろう。

そして腰の筋肉はというと、左側の筋肉が縮んでいる。

右の腰が痛い人はコレとは反対の姿勢を取ることになる。

 

では次は座る時の姿勢で腰痛のメカニズムを考えてみよう。

座る時の骨盤の傾き

左の姿勢はまっすぐ座っているために骨盤は安定し、その上の背骨もまっすぐに伸びている。

腰の筋肉の緊張状態も左右ともに均一で、バランスが良く腰痛が起きにくい状態と言える。

それに対して右の姿勢は骨盤が右に傾いているのが分かる。

すぐ上の背骨も同じく右に傾いてから上に行くに従って左にカーブして角度を変えている。

そして腰の筋肉はやはり立っている時と同様に左側が縮んでいる。

このような片側に体重をかける姿勢を家や仕事中、運転中に無意識にしていないだろうか?

これが常態化すると、背骨や骨盤はゆがんだままになってしまう。

そして筋肉も固くなってしまう。

これがきっかけになり、右側や左側などの片側に腰痛を起こしてしまうのだ。

 

お尻や脚にまで痛みが広がる”坐骨神経痛”が出ると警告のサイン!

神経痛の様子

それ以外にも、この「ゆがみ」によって腰の神経を痛めてしまうこともある。

これが一般に「神経痛」と言われるものだ。

実際に、腰の痛くなると、同じ側にしびれの症状を経験した人もいるだろう。

これは、ゆがみによって背骨がカーブしてしまう事で、神経の出口が狭くなってしまい、その場所で神経が触れたり圧迫を起こす事がある。

ちょうど水の出ているホースを、足で踏んでしまうようなものだと想像して欲しい。

そうなると、神経に沿ったエリア(おしりや太もも、ふくらはぎなど)に痛みが出るようになる。

これが神経痛が起こる流れだ。

このように姿勢の癖が始まりとなって、偏った重心で生活してしまう事で腰痛は発生するのだ。

 

骨盤と背骨の歪みが取れれば片側の腰の痛みは自然に消える!?

ここまでで、腰に痛みが出る原因について詳しく説明してきた。

では次はどうすれば腰の痛みが無くなるかだ。

結果的に腰痛を起こしているのは筋肉や神経なのだが、それには腰の筋肉の緊張や神経の圧迫を取り除かなければならないのだが、それを起こしてしまっているのが「骨格のゆがみ」だということをもう一度よく理解しよう。

 

前述したとおり、日常生活の癖で起こったゆがみは姿勢を変えても残ったままとなっているが、そのゆがみの時、骨盤や背骨は実際にどのようになっているのかを知らなければ改善のしようがない。

そこでまずはどのように歪みが起こっているかを細かく見てみよう。

 

例えば左側の腰が痛い人の体のゆがみの特徴は、左の骨盤が上がっていて、右の骨盤は下がっている。

これを元の真っ直ぐな骨格に戻すにはどうすべきか?

注目すべきなのは骨盤の傾き。

骨盤の傾き

左側の骨盤は上がっているのだから下にさげ、右側の骨盤は下がっているのだから上げれば良い。

そうすることで骨盤は水平に近づくわけ。

では左にカーブした背骨はというと、これは骨盤の傾きによって背骨がカーブさせられていると考えよう。

背骨は「ゆがんでいる」というより、「骨盤によってゆがまされている」のだ。

 

そう考えると骨盤の傾きさえ水平にすることが出来れば、背骨は自ずとそれに従って真っ直ぐに戻るのだ。

これによって筋肉の緊張はなくなり、背骨にある神経の出口も広がって腰痛の原因が取り除かれるのだ。

そしてこの歪みを取る一連の動きを自分で行って、歪みを取り除く方法がある。

今回はそれもお伝えしよう。

まずは自分で骨盤のゆがみを取ることにチャレンジして欲しい。

 

【画期的!】家で座ったままでできる腰痛体操のやり方

では骨盤の傾きを整えるエクササイズを紹介する。

座ったままで行う腰痛体操だ。

これを毎日続けると日常生活での歪みが起きにくくなり、また今ある歪みも真っ直ぐに近づき、腰痛改善や腰痛予防に繋がる。

職場や家の椅子で気軽にできるのでぜひ試してみて欲しい。

 

骨盤を左右に揺らす

腰痛体操前

①まずは座った状態でゆっくりと骨盤を左右に振る。

②その時に注意するポイントは顔の位置はできるだけ動かさずに行う事。

③目線を水平に保ち、そして重心のみを左右に振る。

④慣れてきたら徐々にスピードを上げていこう。

動きの中で「右はやりやすいけど左はやりにくい」というような歪みの癖を感じ取ることができるので、よく観察しながら左右同じように触れるように継続して行ってみよう。

⑤1回に行う時間は30秒から1分で、これを1日に3回行うようにしよう。

 

骨盤を前後に揺らす

腰痛体操横

次は骨盤の前後の動きだ。

①おへそを前に突き出すように骨盤を前に傾ける。

②次におへそを後ろに下げて骨盤を後ろに傾ける。

③この2つの動きを一連の動作として骨盤を前後に揺らしてみよう。

④動きに慣れるまでは大きく前後に揺らして動きのコツを掴もう。

⑤動きに慣れてきたら今度は動きを小さく、骨盤だけの動きにして前後に揺らしてみよう。

この時はおへそを水平移動するように、そして頭の位置をできるだけ変えずに行う。

⑥そして動きのコツが分かってきたら、動きをどんどん早くしてみよう。

「腰全体を動かす」のではなく「骨盤を動かす」ことに注意を向けること。

※腰を反らせ過ぎたり丸めすぎたりすると、逆に腰を痛めてしまうので注意!

これも動きの中で、「後ろはやりやすいけど前はやりにくい」というような歪みの癖を感じ取ることができるので、前後に同じように触れるように継続して行う。

⑦1回に行う時間は30秒から1分で、1日に3回行うようにしましよう。

 

文章ではわかりにくい人に動画で腰痛体操を解説

文章だけでは伝わらない方のために、腰痛体操の動画を作ってみた。

ぜひこの腰痛体操を日課にして、腰痛に強い体を作って欲しい。

 

これをやっても腰痛が引かない場合は・・・?

腰が痛い女性

これでもなかなか腰痛が良くならない場合は、骨盤や背骨のゆがみが強い可能性がある。

そんな時は我々専門家に任してもらうのが一番早い。

当院はカイロプラクティックという施術法を採用している。

残念ながら日本の医療にはこの施術はあまり浸透していないが、すでに欧米ではお医者さんが推奨する有名なテクニックで多くの医療機関で使われている。

 

もしいますぐに腰痛を治したいというのであれば、一度本物のカイロプラクティックを受けてみてはどうだろうか?

当院ではカイロプラクティックをベースに骨、筋肉、神経を調整する整体院。

一回の施術でも、体に大きな変化を感じていただけると思う。

 

もしあなたがここまでの内容に心当たりがあり、今も腰の痛みで悩んでおられるならぜひUenishi整体院の施術を受けてみて欲しい。

あなたの歪みを徹底的に取り除き、強い骨格に仕上げていく。

「体重が重い…」「若くない…」と言うのは私の経験上あまり高い弊害ではない。

ぜひあなたのご来院をお待ちしている。

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