こんにちは。
大阪市中央区本町で慢性腰痛、膝の痛み専門整体院を運営しているUenishi整体院院長の上西です。
今回のテーマは「ぎっくり腰の原因は日常にあり!今すぐ変えるべき7つの習慣と対策」についてお話していきたいと思います。
以前から腰痛の持病を持っていて何気なく動いた拍子にピキッと腰に痛みが走り、「あっヤバッ!!」
ヒヤリ!?とする経験を何度もしている。
そして油断はしていないのに、何気ない中腰や立ち上がりの姿勢を取った際に「ウッ!?」
ついにぎっくり腰になってしまい、その場で動けないという経験を年に1回以上は起こしている。
そんな症状の方が私の院にも多く来られます。
辛いですよね。
その気持よーく分かります。
なぜなら、実は私もぎっくり腰の経験者だからです。
しかし現在では、ここ十年以上ぎっくり腰の経験がありません。
それは私自身普段から気をつけている事があるからです。
ぎっくり腰は生活習慣を意識し少し対策するだけで予防できるのです。
あなたもこれから今後も起こりうるぎっくり腰をできる事なら最小限に抑えたいと思っているのではないでしょうか?
と言う事で今回はぎっくり腰を原因から考えて起こさなくする方法、そして意識をしなければならない7つの習慣とその対策を解説します。
専門家に頼る前に、まず自分でできることがあります。
あなたができる第一歩から始めてみましょう。
ぎっくり腰になりやすいかそうでないかは、50%が不意の動き、そしてもう50%が普段の生活習慣の積み重ねによって起こっています。
と言うことは生活習慣をある程度気をつけることで、ぎっくり腰のリスクを最大50%軽減できると言うことになるのです。
では早速参りましょう。
ひとつひとつじっくりと解説していきますので、ぜひ自分の生活に当てはめながら読んでいってくださいね。
ぎっくり腰の原因に直結する悪い7つの習慣とは?
喫煙
「タバコは体に悪い」
「そんなことは百も承知。」
「でもタバコが好きだからやめられない。」
「ストレス発散のためには不可欠だ!」
と言う方も多いでしょう。
しかし今腰痛でお悩みなら、改めてじっくりと考えてみましょう。
ぎっくり腰を予防したい・・・。少しでも起こる頻度を減らせるなら・・・。
そう思っているなら、喫煙の頻度や本数だけでも減らしてみましょう。
タバコの悪影響は想像以上で、ニコチンによって吸ってまもなく血管収縮が始まります。
全身の血流を悪化させてしまうのです。
なのでタバコを一日中吸い続けると言うことは、ずっと血管収縮が起こっていることになります。
腰痛持ちの人がタバコを吸うとどうどうなるのでしょうか?
腰痛持ちの人のほとんどが腰の筋肉が硬く冷えて血行が悪くなっています。
そこにタバコの煙が体内に入ることで、さらに血管は収縮し、筋肉に血が行かなくり固くなるのです。
そこで不用意な動きをしてしまったらどうでしょうか?
確実にぎっくり腰が起こります。
これこそがタバコを吸うとぎっくり腰のリスクが上がる原因なのです。
そして血流が少ないということは、炎症を抑えることもできなくなり、ぎっくり腰の症状を長期に渡って長引かせることにもなりかねません。
あなたはぎっくり腰をしっかり予防するために喫煙本数を減らすのか、このまま本数を減らさずに行くのか、この先どっちの人生を選びますか?
一度考えてみる価値はあると思いますがいかがでしょうか?
湯船に浸からない
お風呂が苦手で一年中シャワー生活という方も多いと思います。
しかし、ぎっくり腰の原因が「冷え」で起こっている人がとても多いのです。
体が冷えることによって筋肉の機能が衰えるからです。
体を健康的に保つ大事な習慣のひとつに「体を温めること」がありますよね?
日本人の古来からの習慣として入浴があるのはそれなりの理由があるのです。
それが毎日の習慣になっている人と、そうでない人とはやはり体の機能に大きな差が出てきてしまうのではないか?私はそう思うのです。
例えば、怪我の治癒期間。
全身の血流が良い人は、修復スピードが早くなります。
これは年齢を重ねるほど衰える機能なので、冷えを予防し少しでも修復力を維持したいのであれば、入浴の習慣は必須だと言えますね。
そして入浴が習慣になっていて体を温める事ができている方は、筋肉に血液が豊富に流れているので固くなりにくいのです。
そうすると、少々の動きではぎっくり腰を起こさなくなります。
筋肉をしなやかに維持するという意味でも入浴は欠かせません。
一年中ストレスに晒されている
「仕事のストレスがきつい。」「いつも何かに追われて生活している。」
一時的な事であればそれも致し方ありませんが、それがいつまで続くのか分からないのであれば、見直すことも必要ではないでしょうか?
ストレスが原因で起こるぎっくり腰はk
ストレス習慣はある意味喫煙習慣と同じで、ストレスによって副腎からカテコールアミンという物質が多く分泌し、血管収縮や血圧上昇、脈拍の上昇が起こります。
ハッキリ言いますがこのストレス過多の状況が続くと、腰痛持ちの人はまず完治しません。
そしてぎっくり腰も定期的に起こってしまう体になります。
一年中ストレスにさらされている方は、まず今の仕事の配分や、自身の業務を他人に手放すことも考える必要があるかと思います。
私は経営コンサルタントではないので詳しいことはよく分かりませんが、あなたもご存知の通りパフォーマンスの上がる仕事をする上で健全な体づくりが土台にあることを知っているでしょう。
仕事も大事ですが、この機会にあなたの体の優先順位を上げて欲しいのです。
1日7時間以上同一姿勢でいる
デスクワークの事務仕事、アパレルでの立ち仕事
同じ姿勢で長時間生活し続けるというのはそもそも体に悪いことなのです。
これは体の中ではある一定の筋肉が長時間緊張し続けているわけで、筋肉の収縮弛緩(縮んだり伸びたりする)運動ができていないのです。
筋肉は伸び縮みする事が本来の役割です。
これは筋肉を使っていないのと同じことになり、結局固くなってしまうのです。
平日に座っているトータルの時間を世界で見た時に、トップ1が日本人で平均7時間というデータが出ています。
そして世界的に見ても日本人に腰痛が多いのを考えても、因果関係がないとは言えません。
また立ち仕事の人は、長く立っているとふくらはぎが固くなりますが、ふくらはぎと腰の筋肉は実はつながっていて、ふくらはぎの筋肉が固くなることで腰痛を起こしやすくなるのです。
その場合はふくらはぎ、太もものケアを仕事が終わって家に帰ってからの日課にすることをおすすめします。
せっかくなのでここにふくらはぎ、太もものエクササイズが簡単にできる方法をそれぞれ載せておきますね。
体が固い
私は昔から体が固い。前屈、開脚が苦手だ。
もしあなたがこの悩みの半分でも解決できれば、ぎっくり腰のリスクは大きく減るはずです。
それぐらい筋肉の硬さと腰痛とは関係があります。
特にぎっくり腰と関係があるのがお尻の筋肉と太ももの裏の筋肉です。
ぎっくり腰で当院に駆け込む90%以上の方に、お尻の筋肉、太ももの裏の筋肉のどちらまたはその両方がガチガチになっているのです。
筋肉が固いと腰の動きを止めてしまうからです。
中でも腰は日常の様々な動きに関与する部分ですから、筋肉が固く伸びないことで何気ない動きで簡単に部分断裂を起こしてしまいます。
結局は「拳銃の引き金を引いている状況」を常に作り上げているのです。
もしあなたが太ももの筋肉の裏が固い、ストレッチする時に骨盤が立たないのなら、一度このエクササイズをやってみてください。
炭水化物の多い食生活をしている
「食事がぎっくり腰とどう関係があるの?」
そう思うかもしれませんが、普段食べている物の中に体にとって悪く働くものがあります。
それが炭水化物です。
実は炭水化物の中にある糖質が、関節痛を起こす原因の一つだと言われています。
糖質は適量なら大丈夫ですが、過度に取りすぎると炎症を引き起こします。
そして体調が悪い時や、コンディションが悪い時などに自分の弱い部分に痛みとして出るのです。
そのひとつがぎっくり腰なのです。
もしウソだと思うなら、1ヶ月間低糖質の食事を取り続けてみてください。
腰の痛みが少なくなるのを感じるはずです。
一見、腰痛と食事は遠くかけ離れているように感じますが、実はとっても密接しているのです。
コルセットを付け続ける
コルセットを腰痛予防のために付け続けている人がいますが、これは腰痛に対して守りに入ってしまう行為で、結局何度もぎっくり腰を起こしてしまう原因になる事をご存知ですか?
コルセットは本来炎症の強い時や、大きな負荷のかかる作業の時意外ははずしておいたほうが良いのです。
なぜならコルセットをつけ続けることで腰周りの筋肉がどんどん衰えて、ますます腰痛から抜け出せなくなるからです。
そのことによって、逆にぎっくり腰のリスクが上がります。
一気に変える必要はない。まずは目の前のできる対策からはじめよう。
それではこれまでお話しした、ぎっくり腰の原因に直結する悪い習慣7つの項目をおさらいしましょう。
①喫煙
② 湯船に浸からない
③ 一年中ストレスに晒されている
④ 1日7時間以上同一姿勢でいる
⑤体が固い
⑥炭水化物の多い食生活をしている
⑦コルセットを付け続けている
この中で2つ以上心当たりがあるなら、まず目の前のできることから対策してみましょう。
例えば、
タバコを1日1箱吸っているのを15本に減らす。とか、
1日3分だけストレッチをする。とか、
1日1食だけ炭水化物を抜いてみる。とか、
仕事中、トイレに行くフリをして廊下で体を動かす。とか、
このように一つの項目で少しずつあなたができる対策があるはずです。
それができれば、次第に生活は変わってくるでしょう。
それでもどうしても今の生活を変えられないというなら、周りの誰かに相談するのが良いでしょう。
自分一人で考えていても結論が出ないことはたくさんあります。
信頼できる友人、家族に相談してみましょう。
思いもよらぬ解決法や対策が見つかるかもしれませんよ!
これらに気を付けかつ専門家にケアしてもらえれば、もうぎっくり腰は怖くない!
そして、最後にもうひとつ。
ぎっくり腰の予防について大切な事があります。
それはあなたの骨格です。
つまり背骨や骨盤の歪みがあるなら放置しない事です。
骨がずれていては元も子もありません。
ここはしっかり、専門家に見てもらいましょう。
あなたが生活習慣に目を向け、そして骨盤や背骨の歪みを整えて体のケアを行えば、もうぎっくり腰は怖くありません。
私はあなたの生活習慣、食習慣も一緒に考えていきます。
腰痛をあらゆる側面から考えていくのです。
百戦錬磨の専門家があなたのパートナーになります。
一緒に腰痛に負けない体を作っていきましょう。
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