こんにちは。
大阪市中央区本町のカイロプラクティック整体院を運営しているUenishi整体院の上西です。
突然のぎっくり腰で困った経験はありませんか?
あまりにひどいときは痛みで動けず、病院にも行けないほどうずくまってしまうぎっくり腰。
しかし、明日の仕事はどうしても休めない…
このようにとっさにぎっくり腰になって、直近のスケジュールをなんとしても乗り切らなければならない場合、どう対処すれば良いのか?
今回はぎっくり腰の対処法と注意点についてお伝えいたします。
目次
ぎっくり腰の対処で使う湿布。冷やすべき?温めるべき?
これはたくさんの人がどっちなのかわからなくなると思いますが、ぎっくり腰の当日は患部に炎症があります。
まずはその炎症をいち早く止めるためにしっかりと冷やすことをおすすめします。
しかし4、5日経過したような炎症が落ち着いた状態では、筋肉を冷やすと逆に固くなってしまって再発の危険性があるので注意が必要です。
冷湿布、温湿布はどれを選べばいいの?正しい湿布の選び方
冷湿布
スポーツや仕事のケガ、ぎっくり腰のような急性の症状の場合、患部に炎症を伴っています。
痛みを抑えるためにはまず患部の炎症をいち早く止めることです。
それにはまず冷やすことです。
その場合は冷湿布がおすすめです。
消炎鎮痛剤などの薬剤が入っていると、その成分が痛みを抑えてくれるので、ダブルで効果があります。
しかし、冷却時間もそんなに長くなく分厚いためすぐに剥がれてしまうという欠点もあります。
温湿布
カプサイシンなどの温熱効果があり、慢性期の腰痛の血流改善効果のために使用します。
よってぎっくり腰のような急性期の時にはあまりおすすめしません。
テープ型湿布
テープ型湿布とは薄い肌色の湿布のことです。
インドメタシン、ロキソニン、フェルビナクなどの消炎鎮痛剤の含有量が高いのが特徴で、鎮痛効果が高いのが特徴です。
また肌に密着するのでしっかり動いても剥がれにくいです。
ただ冷やしたり温めたりする効果はありません。
痛いところが分からず湿布をどこに貼ればよいか分からない方へ
痛みの場所が明らかな場合はその場所に貼るだけですが、ぎっくり腰の種類によっては実際にどこが痛いのか分からないこともあります。
そんな時のために腰痛の種類によって湿布を貼る場所の目安をお伝えします。
痛みの種類が動いた時に「ピキッ!?」っとくる痛みであれば、腰椎付近に炎症が起こっている可能性が高いため背骨の部分の赤い○の辺りに貼ってください。
次に、立ち上がったときなどに「ズーン」とくるような痛みや腰が抜けそうな痛みであれば、骨盤の関節が関係していることが多いので、お尻の青い○の辺りに貼るのがいいでしょう。
ぎっくり腰でコルセットを使うときの注意点とコルセット以外の対処法
ぎっくり腰の応急的な対処法としていちばん簡単なのがコルセットです。
家にコルセットがある場合はサイズや使い方を確認してから使用してください。
しかし体型が変わっていたり、親が使っていたものでサイズが合わないものを使用するとしっかりと固定できないので、ほとんど効果がありません。
もしサラシや包帯があれば、それを使う方が腰を固定できます。
私はサラシを10cmほどの幅にカットして使っています。骨盤からウエストに向かってゆっくりときつめに巻いていきます。
これは自分で巻くよりも誰かに手伝ってもらったほうがうまく巻けると思いますよ。
もしサラシがあるなら、サイズが合わないコルセットよりもそちらを使う方が症状が軽くなります。
もしそれも無ければ、肌着の上から骨盤、背骨を含めてサランラップを巻きつけて腰をきつめに固定するのがいいでしょう。
そして外出の際はヒールのある靴は避けましょう。
ただ歩くだけでもきついのに、ヒールで歩くと腰に負担がかかり余計に悪化します。
どうしても必要な場合は持って行って必要な時だけ履くようにしてください。
ぎっくり腰で絶対にしてはいけないこと
街のマッサージ店や家族にマッサージしてもらう
ぎっくり腰の多くは腰回りの筋肉や関節に炎症を起こしているので、マッサージでむやみに刺激を与えてしまうと、症状が悪化して翌朝立てないということにもなりかねません。
対処的に考えて安易に家族に腰を揉んでもらうことも絶対に避けましょう。
街のマッサージ店も専門知識がないため、行くのはやめた方が良いでしょう。
その日の晩に飲酒をする
アルコール摂取は体の血液循環を良くする反面、炎症をひどくします。
たとえ付き合いであっても、お酒を飲むのは避けましょう。
腰痛体操やストレッチ
本に載ってある腰痛体操、またはYouTubeなどでアップされているエクササイズを無闇み行うのも危険な行為です。
ぎっくり腰を起こしている時は腰に炎症が起きている可能性があります。
これもマッサージと同じく筋肉や関節に刺激を与える行為になりますので、炎症を増幅する行為になりかねません。
ぎっくり腰を起こしたての急性期は、腰部の保護と安静が基本になります。
安静にしていたら症状がましに!そのまま放っておいていいの?
「しばらく安静にしていたら症状が落ち着いてきたので、もうそのままにしておいていいかな?」
このように症状がおさまると”ぎっくり腰が治った”と勘違いされる人がいます。
これはぎっくり腰が完治した訳ではありません。
一時的に炎症が落ち着いただけで、背骨の歪みや骨盤の歪み、筋肉の固さはまだ残っていて、またいつでもぎっくり腰を起こす状態なのです。
したがってそのままにしておくと再発の危険性があります。
必ず専門家にお願いして歪みを矯正したり、硬くなった筋肉を緩めるなどの施術を受けてください。
その際はぎっくり腰の治し方を知っている腕のいい施術者を見つけておくことも大切です。
今回はぎっくり腰になったらどうするのか、その対処法についてお伝えしました。
参考になりましたでしょうか??
このようなことを知っておくのと知らないのとでは予後に大きな差が出ます。
ですが、やっぱり心がけたいのは「ぎっくり腰になったら対処する」という考え方ではなく「ぎっくり腰にならないためにどうやって普段から予防をするか?」これが本当に大切だと思います。
痛みの無い快適な生活をぜひあなたも送ってください。
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