大阪市中央区本町でカイロプラクティック整体院を運営しているUenishi整体院院長の上西です。
今回は内臓の不調をお持ちの方に向けてお話をします。
✔︎ 便秘や下痢などでいつもお腹の調子が悪い
✔︎ 毎月の生理痛がきつい
✔︎ 胃のむかつき、ゲップが続いている
✔︎ 腹部の膨満感、痛みがある
✔︎ 下腹部に冷えを感じる
✔︎ お腹が水っぽい
このような原因不明の症状をお持ちでないですか?
これらの治療は、内服薬で症状を抑える方法が一般的で、治療のバリエーションも少ないのが現状。
よって対症療法になり、結局一時的な効果しか得られず、症状が長引くというケースに、多くの人が陥っています。
実は、上記のような症状は、日常生活による骨盤環境の変化によっても誘発されている事があります。
つまり、骨盤環境が悪い(骨盤にゆがみがある)人は、内臓の不調を起こしやすいのです。
実際に、当院で骨盤矯正の施術をした患者さんから、後日、
「最近お腹の調子が良い」というお声を多数頂きます。
内臓の不調は”原因不明”と多くの人が思いがちですが、実は骨盤環境と密接に関わっているのです。
あなたがもし、毎日お腹の調子が良くなって、快適な生活ができるとしたらどうでしょうか?
今回のお話は、内臓とそれを包みこむ骨格との関係についてお話しします。
是非、最後までお付き合いくださいね!
目次
骨は内臓の収納ボックス!あなたの内臓は綺麗に整理されていますか?
例えば、整理整頓された部屋を見渡したとしましょう。
中には色々な収納ボックスがあり、決まったところに決まったものが入っています。
冷蔵庫には野菜や調味料などの食材が、玄関の下駄箱にはシューズやブーツなどの靴類が、そしてクローゼットは洋服やコートなどの衣類が入っています。
これと同じように、体にはそれぞれの臓器が骨によって作られた器によって、それぞれの定位置に収納されているのです。
頭蓋骨には脳、肋骨には肺と心臓、そして骨盤と肋骨で作られた腹腔には、胃や腸の消化器官、肝臓や腎臓などの臓器、子宮・卵巣などの生殖器が、それぞれ決まった位置に収納されています。
これは「固い骨で内臓を保護する」という役割もありながら、それぞれの臓器を定位置にキープする役割があります。
各臓器はこれによって、人間のどんな動きによっても、その場所から外れることなく、能力を最大限発揮することができます。
これは人生80年間、内臓機能を維持する上で最も大切なことの一つなんです。
もしあなたが、最近内臓の調子がいまいち良くないとか、血液検査で数値が安定しないといった不具合をお持ちなら、年齢のせいとは別の原因を考える必要があるかもしれません。
内臓のダメージを早める原因は骨盤のゆがみだった!?
内臓にとって「常に定位置に置いておく」ということは体にはとても大切なのですが、動きがある毎日の生活の中で、ある現象によって内臓の位置は変化します。
それが”骨盤のゆがみ”です。
人間は動いて生活しているうちに動きに癖が生じて、ある方向に歪みが起きてしまいます。
そしてはじめに起こるのが骨盤のゆがみ。
骨盤にゆがみが起こるということは、内臓を収納するボックスの形が変形してしまうということです。
綺麗な弁当箱が、カバンの中で揺れて、中のおかずがめちゃめちゃになったことありませんか?
それと同じ事が、体の中でも起こります。
このように、長年にわたる生活の繰り返しで”ゆがみ”が少しずつ起こり、内臓にまで影響を起こしてしまうのです。
骨盤環境が悪くなると内臓機能が落ちてしまう理由
体の中に収まる内臓は、どれもほとんど隙間なく、ぎっしりと詰まっています。
そのような満員電車のような状況で、ゆがみが起きる事はかなり致命的な事で、少しのゆがみであっても中にある内臓に大きなストレスを与えてしまいます。
内臓が中で押されたり引っ張られたりすると、それによって中の毛細血管にダメージがかかったり、ホルモンバランスに影響が出ます。
これによって内臓が機能不全に陥り、長引くと、病気の進行へと移行するのです。
これは明らかに老化とは別の現象です。
また、薬などで症状を改善できるものでもありません。
唯一の方法は、いち早く骨格のゆがみを元に戻すことしかありません。
骨盤が開くことによって、内臓全体が下がってしまう
「年齢を重ねて、体型が崩れてきた。」という心当たりはりませんか?
実は体型が崩れている人は内臓の問題を患っている人が多いのです。
多くの人は体型が崩れる事が年齢によって起こる自然現象だと解釈しています。
実はこの現象は長年にわたる背骨や肋骨・骨盤など骨格にゆがみが起こり、形が崩れてきていることにあります。
「骨盤が開く」という言葉を聞いたことがありませんか?
骨盤が開くことによって骨盤にスペースが生まれます。
物質は重力に従って上から下へ移動しますから、内臓も同じようにどんどん骨盤の空いたスペースに落ちていきます。
この現象が、「ぽっこりお腹」や「中年太り」といった体型の崩れです。
単なる体型の崩れといって甘くみてはいけません!
実際に体型が崩れている人は、そうでない人に比べて病気のリスクが高いのです。
このように骨格の変化によって、内臓は定位置からどんどん外れていき、本来の機能を発揮することができなくなります。
胃もたれやムカつき、便秘や下痢、子宮卵巣などの婦人科系の問題など、
最初は大したことがなくてもどんどん症状が深刻化していくものには、このような内臓が定位置から外れているという現象を無視できないのではないでしょうか?
まとめ
このように臓器と骨は想像以上に密接に関係しています。
今回のお話は意外な盲点だったと思いますが、内臓の位置関係を守っているのが骨であり、その形を崩してはいけないということもお分かりいただけたかと思います。
骨盤矯正が腰痛改善やダイエットに効果があるという事ぐらいしか知らない人が多いですが、実際のところは体の機能維持を目的とし、病気の予防に役立つとても大切な効果があるということなんです。
その点をしっかり理解していただいた上で、将来薬の数が増える前に、骨盤のゆがみは早めに正しておくことを強くおすすめします。
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