側弯症

脊柱側弯症(そくわんしょう)治療で最善の方法って何?

こんにちは。

大阪市中央区本町でカイロプラクティック整体院を運営しているUenishi整体院院長の上西です。

今回のテーマは「脊柱側弯症(そくわんしょう)治療で最善の方法って何?」というテーマでお届けいたします。

側弯症は背骨の曲がり具合によって、大きく3段階(軽症、中程度、重症)に分けられますが、それぞれの一般的な治療方法についてお話しした上で、ご自宅でもできる側弯症判断のテスト方法を紹介します。

ぜひ最後までお付き合いくださいね。

 

側弯症の治療ってどんなのがある?

病院で脊柱側弯症の診断を受けた時、弯曲度合いが軽い場合は経過観察になります。

いわゆるこれといった治療はありません。

また中程度の弯曲の場合はコルセットを処方されます。

脇から骨盤まで体幹のほとんどを覆うほどの大きさのコルセットです。

義肢装具士さんによって患者さんの体型に応じてオーダーメイドで作られます。

重症の場合は、手術によって背骨の矯正を行います。

軽症→経過観察

中程度→コルセット装着

重症→手術

コルセットの装着は、ほぼ1日中つけておくという精神的ストレスと、コルセットをつけているときの痛みでとても大変になります。

あと見た目が大掛かりなため、思春期の女の子の場合は、おしゃれもできず精神的にはかなりつらいと思います。

手術の場合は大手術になります。

スクリューで背骨を固定しそこに金属の棒をつけて真っ直ぐに矯正するというものです。

レントゲンで治療部位を確認し器具を入れて固定します。

それだけではなく手術の際に骨移植をしたり、固定の金属が折れて再手術をしなければならないなど、術後のリスクはかなりあると思います。

このように脊柱側弯症は、ひどくなると治療が大変になります。

しかし、ほとんどのケースが軽い人で、中程度や重い人は稀です。

しかし先ほども言ったように、軽い人は治療をしないので、その後がとても不安になります。

「背骨の弯曲がこれ以上悪化してしまったらどうしよう?」
「将来、手術やコルセットはしたくない!」

そんなふうに考えてしまいますよね?

まず大事なのは、学校または病院で脊柱側弯症と診断されて、経過観察といわれた場合、例え無症状でも、定期的に体の状態を他の家族の人が見てあげる事です。

脊柱側弯症は早期発見、早期治療がその後の経過を大きく左右します。

そこで誰でも簡単に確認できる側弯症の確認の方法をご紹介します。

 

誰でもわかる側弯症診断テストの方法

側弯症の診断テスト

テストは検査する人、患者の2人で行います。

①まずテストされる患者は相手に対して背中を向けて立ち、肩幅に足を広げます。

②そこから背中を丸めるようにゆっくりお辞儀をしていきます。

③検査する人はそのときに患者のお辞儀した背骨のラインと水平に目線を合わせて見てください。

④左の図のように、後ろから見たときに背骨がきれいに曲がっていき、背中のラインが左右対象な場合は正常です。

⑤しかし右の図のように、背骨のラインが左右どちらかに歪んでいたり、いびつな背中の盛り上がりがある場合は側弯症のサインとなります。

病院で診断されたことのない人は、まず詳しく検査してもらうのが良いでしょう。

 

軽度の側弯症の方へ

病院で側弯症と診断されたが、治療はなく経過観察と言われた方で無症状、又は何かしらの症状を持たれている人は、そのままで良いのかについてですが、そうではありません。

これには理由が2つあります。

一つ目は、将来側弯症が進行するリスクを少しでも抑えるため。

もうひとつは、側弯症によって起こっている症状がある場合、その症状を緩和させる事ができる。

という事です。

年齢が若くて無症状であっても、側弯症は進行する可能性があります。

もし仮に進行して、曲がりがひどくなった場合、無症状であるケースはほぼありません。

何らかの症状が出る事になります。

そして今、症状をお持ちの方であれば、その症状を整体によって緩和させる事ができるのです。

身内にそのような方がいらっしゃる場合は、一度この機会によく考えてみましょう。

側弯症で起こる症状について詳しく書いた記事もありますので、興味がある方はこちらもチェックしてみてくださいね。

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