肩こりや腰痛をもう3年以上経験しているというような慢性の症状をお持ちで、マッサージに通って身体をなんとか繋いでいる方に向けてのお話です。
慢性の肩こりや腰痛には隠れた原因があるのです。
それは、背骨の歪み。
実は背骨をはじめとする骨は、案外簡単に歪みを起こしてしまいます。
これは自分ではあまり自覚することは少なく、時間経過とともに知らない間に曲がったりねじれてしまっているのです。
背骨はなぜゆがむ?
歪みというのは、一部のケースを除いて生活習慣によって起こります。
例えば接客のお仕事の際、対面のお客様との会話のシーンで、ある決まった動作や一定の姿勢を続ける職種の人には、その長時間の姿勢によって特徴的な歪みとなります。
また、デスクワークでは、デスクや椅子の高さが合っていない、デスクトップの位置が片側に寄っていて斜めを向いて仕事をしているなどの職場環境によって次第に歪みが作られていきます。
あなたはこのような心当たりがありませんか?
そしてスポーツシーンでも、野球、ゴルフ、バレーボールの一定方向だけの動きをする運動や、サッカー、ラグビーなどポジションによって決まった向きで競技をすることでも背骨の歪みは発生します。
背骨のゆがみが肩こりや腰痛を慢性化させる理由
このような背骨のゆがみは神経を緊張させ、そこに繋がる筋肉を緊張させることにつながります。
これが肩こりや腰痛が慢性化してしまう原因となっているのです。
また、寝違えやぎっくり腰のようなひどい痛みが起きるのは、慢性化した肩こりや腰痛が背景としてあり、筋肉は常に緊張している状態となっています。
そこに不意な動き、首であれば後ろを向くような回転の動作や、下を向くような屈曲の動作によって硬くなった筋肉が引っ張られ筋肉に傷がついて動かせないほどの痛みが起きるのです。
腰であれば、前屈みの姿勢から身体を伸ばす際の動き、これによって硬くなった筋肉が無理に伸ばされることで、腰にビキッとした鋭い痛みが急に起きます。
これらの急な痛みも元は全て、背骨の歪みが原因になっています。
よってこれら慢性の肩こりや腰痛、急性の寝違えやぎっくり腰を根本から起きにくくするためには背骨の歪みを正すことをしなければなりません。
また背骨の歪みが起きやすい仕事の姿勢を、工夫して変えることも必要になります。
現代の日常生活環境では身体を適度に動かす習慣は減っている傾向にあり、背骨の歪みが作られやすい環境の方が多いと思います。
よって体の定期点検は必要なのではないでしょうか。
慢性症状から脱却する良い機会と考え、ぜひ一度自分の体と向き合ってみることをお勧めします。
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