「階段を降りるときに膝の内側が痛い!」
「深くしゃがんだ時に膝の内側がズキズキ痛む…。」
「あぐらをかくと膝の横が痛い!」
このように脚を曲げたときに膝の内側に痛みが出ることはありませんか?
膝の痛みは大多数の人が内側に痛みを訴えることが多く、また治りにくいのが特徴です。
このページでは膝の内側に痛みを起こす原因についてお話していきます。
目次
そもそも膝は内側に痛みが起きやすい作りだった!?
その原因のひとつは、脚の骨の角度に原因があります。
脚というのは、大腿骨(太ももの骨)と下腿骨(すねの骨)という二つの骨で繋がってできているのですが、この骨同士は真っ直ぐに繋がっている訳ではありません。
大腿骨の方が少し外に傾いているのです。
これによって膝関節にはどうしても内側に力が伝わりやすく、痛みが出る時は内側に出やすくなります。
もうひとつは、膝を曲げたときにかかる膝関節への負荷が大きいことです。
膝を曲げてしゃがんだ時、膝が伸びきっている時と比べて約3倍もの負荷が膝関節にかかっているのです。
あなたの体重が60kgだとすると膝を曲げたときには180kgもの負荷がかかっていることになります。
日常生活で膝の曲げ伸ばしをしない日はないですから、普段からどれだけの負担が膝にがかかっているか、容易に想像できると思います。
膝の内側に痛みが発生する引き金とは?
ここまでで、膝関節は内側に力がかかりやすい構造である事、曲げ伸ばしによる負荷が強い事がわかりました。
これに加えて、ある事が引き金になって膝の痛みは起きてしまうのですが、それについてお話しします。
結論から言うと、膝の痛みが起こるきっかけとして、股関節や骨盤の問題と関係しています。
骨盤や股関節の問題が発端となって、膝関節にかかる負荷が倍増し、耐えられなくなった時に、炎症や組織の損傷などによって痛みに発展するということです。
これらの問題というのは”ゆがみ”と”ズレ”です。
ゆがみとズレによって、骨盤の形や大腿骨の位置が変わってしまいます。
これが安定していた、下半身のバランスを崩してしまうのです。
骨盤や大腿骨にゆがみやズレが発生してしまうと、たとえどんなに膝に手当てを施しても炎症は引かず、慢性化の一途を辿ってしまうのです。
痛みが続く事で膝の内側に起こる問題
骨どうしがぶつかってしまう
正常な膝の場合膝関節内では骨同士には隙間があり、本来は当たることはありません。
しかし膝の内側の骨どうしが近づいたりくっついてしまう事があります。
レントゲンで確認するとはっきりわかります。
実生活としては階段を下りるときに体重が膝にかかると痛みが出ると言う症状の人に多い現象です。
内側の半月板が挟まれて壊れてしまう
膝関節内には衝撃吸収のため半月板という組織があります。
本来は膝関節内の隙間を埋めたり膝のクッションとなっているのですが、半月板ずれてしまい骨と骨の間で挟まってしまいます。
半月板は柔らかい組織なので挟まれ続けるとやがて壊れてしまいます。
これを「半月板損傷」と言います。
膝の内側靭帯を痛めてしまう
膝関節の内側には脱臼を防ぐために靭帯がついていますが、膝に負担がかかり続けているとこの靭帯を痛めてしまうことがあります。
一度損傷してしまうと、痛みや腫れで歩けなくなってしまうほどになります。
膝の痛み改善するための第一歩
膝の内側の痛みを取るための第一歩として、まずは専門家に股関節と骨盤の状況を確認してもらうことをお勧めします。
骨盤や股関節にゆがみがあれば、それをクリアにすることが症状改善の第一歩です。
それまでかかっていた膝への負担は一気に減り、炎症が止まる環境づくりが整うのです。
そこから膝の問題があれば治療する。
そうすれば膝内側の痛みは間違いなく引いていきます。
Uenishi整体院は膝の痛みの出どころを、下半身のバランスから検査して整えます。
お困りの方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
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