いよいよ花粉の季節が到来しました。
昔から花粉症で悩んでいる方もそうですが、最近になって花粉症を発症したという方もよく聞きます。
よく言われているのが、「コップの水」の例えで、花粉の許容量がコップ一杯になり溢れた時に、発症するとも言われていますよね?
しかしそれよりも今問題になっているのが、”副腎疲労”です。
「副腎疲労」あなたは聞いたことありますか?
これは副腎という臓器が機能低下を起こすことを言います。
どうして機能低下を起こすのか?
それはストレスです。
慢性的なストレス状態が続く事で副腎を疲労させ、そのせいでアレルギーや花粉症を酷くさせるのです。
では副腎とはどういった臓器で、疲労を起こすと体はどうなるのか?
副腎疲労による花粉症やアレルギーを緩和させるにはどうすれば良いのか?
今回は私の見解をお話しします。
花粉症やアレルギーで病院通いをされている方は必見です!
副腎疲労とは一体なに?
副腎とは左右の腎臓の上にくっついている三角形の小さな臓器です。
体がストレスを受けたとき、それから体を守るために副腎という臓器からコルチゾールやステロイドという抗ストレスホルモンを放出して体を守る役割を行います。
ストレスに強い体=副腎の強さ
というくらい密接に関係しているのがこの臓器です。
しかしストレスがあまりにも大きかったり、慢性的にストレスにさらされる生活が続くと、副腎は常に働き続けないといけなくなります。
人間も同様に休みなく働き続けると過労で倒れるように、副腎も疲労を起こして働けなくなります。
これを副腎疲労と言います。
副腎疲労を起こすと、コルチゾールやステロイドの抗ストレスホルモンの製造が追いつかなくなり、体がストレスに負けてしまいます。
そうしてアレルギーや花粉症という形で体の表面に出てくるのです。
なぜ副腎疲労は現代人に多いのか?
ひとつはストレス過多の生活です。
過去に起きたトラウマや自分の取り巻く環境の悪化、社会情勢の変化によってストレスは増大していきます。
これは現代人の多くが潜在的(無意識)に抱えている問題の一つです。
例えば転職、退職、再就職、職場内環境、家庭内環境、過去のショックな出来事、老後の生活の不安などが挙げられます。
このようにして慢性的なストレス過多は多くの現代人が持つ病気発生の因子となっているのです。
もうひとつの原因は異常気象です。
季節の変わり目など最近では寒暖差が特に激しくなっています。
「朝晩は防寒着がいるほど寒く、昼になると上着なしで過ごせる陽気」だったり、「昨日は暖かかったのに、今日は寒波で凍えるほど寒い」といった大きな気温差です。
これによって体の体温調節ができなくなるのです。
それが体にとってはストレスになり、副腎疲労を起こすという事に繋がるのです。
なぜ副腎疲労を起こすとアレルギーや花粉症を起こしやすなるのか?
それは副腎が生産するホルモンが関係します。
アレルギーや花粉症を起こしてステロイド剤を服用した事があると思いますが、実はこのステロイドは副腎が作っているのです。
要するに副腎が生産している天然のステロイドの生産がストレス過多によって追いつかなくなり、体の炎症が出てしまうのです。
これが花粉症やアレルギーの正体だと言われています。
よって年々花粉症やアレルギーの症状をお持ちの方の数が多くなってきているのは、このような因子が背景にあるのではないかと考えています。
もはや薬以外に花粉症やアレルギーを抑える方法はないのでしょうか?
副腎疲労は整体で緩和する?その理由とは?
当院で施術を受けた方の中から、「最近アレルギー症状や花粉症が和らいだ気がするが、整体と関係あるのですか?」という質問を受けます。
確かに副腎疲労は整体をする事で変化を起こす事があります。
副腎疲労が起こると背骨に歪みが起こるというのはご存知ですか?
これは内臓と骨格(筋肉)の関係にあります。
内臓が不調を起こすとその信号は神経を通って脳に到達し、その信号はある部分の筋肉に伝えられます。
そしてその筋肉が固くなることによって歪みが発生するメカニズムです。
言い換えると、ある臓器が弱るとそれに繋がる筋肉に異常が出るという反射機能が働く為です。
整体では副腎を支配する交感神経を刺激することができ、それによって弱った副腎の機能を復活させる事ができます。
そしてさらに背骨の歪みを整えると、内臓と筋肉両方からのアプローチを同時に行う事ができ双方から因子を取り除く事が出来ます。
うまくいけば弱った免疫機能が正常に働き始めるようになります。
外から薬で症状を抑えようとしてもうまくいかない場合、このように中から変えていく方法は副作用もなく非常に有効に働きます。
もし少しでも心当たりがあったり、気になっている場合はお気軽にご相談ください。
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