電話お問合わせ
ネット予約
LINE予約
メール無料相談

腰痛

長時間立ちっぱなしで腰が痛いのはなぜ?整体師から見た原因と対策

こんにちは。大阪本町吹田江坂Uenishi整体院です。

「立ち仕事をしていると、夕方になると腰が重くてつらい…」
「家に帰るころには腰が張って、椅子から立ち上がるのも痛い」

このように、長時間立ちっぱなしの仕事や家事をしていると感じる“腰の痛み”は、多くの人が抱える悩みです。しかし、その原因を正しく理解している人は意外と少なく、自己流のストレッチや湿布で一時的にごまかしてしまうケースも少なくありません。

この記事では、立ちっぱなしで腰が痛くなる原因と、整体師の視点から見た自宅でできる改善法を分かりやすく解説します。読むだけで、「なぜ腰が痛くなるのか」「どうすれば楽になるのか」が理解でき、すぐに実践できる内容です。

1. なぜ「立ちっぱなし」で腰が痛くなるのか?

① 筋肉のバランスが崩れるから
人の体は本来、筋肉のバランスによって姿勢を保っています。長時間立っていると、腰を支える「脊柱起立筋」「大腰筋」「腰方形筋」が緊張し続け、筋肉のバランスが崩れます。

その結果、片側の腰や骨盤に負担が集中し、ズーンとした重さや痛みが出やすくなります。

特に、片足に体重をかけて立つクセがある人は要注意。体が傾いたまま固定されることで、片方の腰だけが疲労し、痛みを感じる原因になります。

② 骨盤の傾き・姿勢のクセ
人間が立つ時に、一番安定する「骨盤と背骨の位置」というのがあります。立ちっぱなしで腰痛を起こす人は、このバランスが大きく崩れてしまっているのです。

例えば、骨盤が前に傾きすぎる「反り腰」タイプの人は、腰椎の湾曲が強くなり、「大腰筋」が常に緊張して負担が増します。逆に、骨盤が後ろに傾く「猫背タイプ」では、腰椎の湾曲がなくなり、「脊柱起立筋」「腰方形筋」が硬くなって血流が悪化します。

どちらの場合も、「姿勢のクセ」が痛みの原因です。

③ 血流の滞り
立ちっぱなしの姿勢では、ふくらはぎの筋肉の“ポンプ作用”が働きにくくなります。筋肉が硬くなり、血液やリンパの流れが滞ることで、「痛み」や「重だるさ」が出てきます。

これが「長時間立つと腰が痛い」と感じる原因の一つです。

 

これらをまとめると、立ちっぱなしで起こる腰痛の原因は、

1. 骨格の過度な傾き(骨盤の前傾、後傾)によって、
2. 背骨の湾曲が変化し、
3. 腰を支える筋肉(「脊柱起立筋」「大腰筋」「腰方形筋」)が固くなって痛みを起こす。
4. また、下半身の血流低下も合わさって、腰痛が慢性化しやすい。

ということになります。

 

2. 今日からできる!立ちっぱなし腰痛のセルフ改善法

立ちっぱなしで腰が痛い場合は、日中の姿勢が腰の負担を大きくしていることが考えられます。よって仕事中の休憩時間や、家に帰ってきたオフ時間を利用して、筋肉や骨格のケアをすることにより、症状の改善に繋げられます。

ここでは整体の視点から誰でも簡単にできて効果を感じやすい方法を紹介します。

① 椅子を利用した大腰筋ストレッチ

腸腰筋ストレッチ

やり方
・椅子の左端にお尻を半分出して浅く座る。
・左足を後ろに下げて、背筋を伸ばす。
・おへそ〜鼠径部〜前太ももにストレッチを感じるところまで足を後ろに下げる。
・姿勢を保持して20秒キープ。
・椅子に座り直して反対側も同様に行う。

ポイント:骨盤は前傾させることを意識。思うように伸びていない場合は、おへそを突き出すイメージで行ってみる。このストレッチで、大腰筋がほぐれ、腰の張りが軽減します。

② 腰方形筋ストレッチ

脇腹ストレッチ

腰方形筋は、腰の深い部分で骨盤と肋骨をつなぐ重要な筋肉。この筋肉が硬くなると、腰を反らしたり、片側に傾けたりする動作で痛みを感じます。

やり方
・左股関節は外に開き、左股関節は内にひねって座る。
・左の手を頭の上に回して右手で手首を掴み、反対側に体を倒す。
・腰の横側(脇腹の下あたり)が伸びているのを感じながら、20秒キープ。
・反対側も同様に行う。

ポイント:体を前に倒さず、真横に倒すように意識すると、腰方形筋がしっかり伸びます。

③ 脊柱起立筋のストレッチ

スパイナルツイスト

脊柱起立筋は、背骨に沿って上下に走る長い筋肉。立ちっぱなしで疲労しやすく、硬くなると腰全体の動きが悪くなります。

やり方
・床の上に仰向けになる。
・両膝を立てて腰を捻るように左側に倒す。
・腰から背中全体がじんわり伸びるのを感じながら、20秒キープ。
・反対側も同様に行う。

ポイント:股関節を曲げる角度を浅くすると腰の上の方に、また角度を強くすると腰の下の方にテンションがかかるので、角度を変えて何度か行うのがおすすめ。

④ ふくらはぎポンプ運動

壁トレふくらはぎ

やり方
・壁に向かって立ったまま、かかとを上げてつま先立ちに。
・ゆっくりとかかとを下ろす。
・今度はつま先を上にあげて、ふくらはぎのストレッチ。
・慣れてきたらスピードを上げていく。
・この運動を10〜20回を1セットとして、1日3セット行う。

これだけで、下半身の血流が良くなり、腰の重だるさを防げます。立ち仕事中でも、レジや調理台の前など、ちょっとした隙間時間に実践可能です。

 

3. 腰痛を悪化させないための「立ち方のコツ」

●片足に体重をかけない
左右の足に均等に体重を乗せるだけで、腰への負担は大きく減ります。また、じっとその場で立ち続けるのではなく、動きながらこまめに重心を変えましょう。

●片足を少し前に出す
両足をそろえて立つよりも、片足を半歩前に出すと自然と骨盤が安定します。

●靴の減り方を確認
靴底の外側ばかり減っている人は、姿勢の偏りサイン。インソールや靴の見直しも腰痛予防に効果的です。

 

4. 腰痛が悪化するやってはいけないこと

日常生活で特に気にせずやっていたり、自己流で間違った対処をすると、かえって痛みを長引かせることがあります。
以下の項目は、多くの人がやってしまいがちな「逆効果の習慣」です。

① 体を冷やす
腰痛にとって冷えは禁物です。特に長時間の立ち姿勢を続けると、下半身の血流は著しく低下しています。家に帰ったら湯船にゆっくり浸かるなど、下半身の血流を滞らせないための工夫が必要になります。

② 長時間コルセットをつけっぱなしにする
腰が痛いからといってコルセットを常用することがありますが、一時的なサポートには有効ですが、長期間の使用は腰の筋肉を弱らせ腰痛が慢性化します。「痛みが強いときだけ短時間使う」が基本です。

③ 湿布や鎮痛剤だけで済ませる
痛みを和らげるのは大切ですが、原因を改善しないままでは再発します。湿布はあくまで応急処置。根本原因である筋肉の緊張や姿勢のクセを見直しましょう。

④ 長時間同じ姿勢のままで過ごす
立ちっぱなし・座りっぱなしなど、「同じ姿勢」は腰痛の大敵。30〜60分に一度は姿勢を変えたり、軽く体を動かすだけでも腰の負担は大きく減ります。

⑤ 「そのうち治る」と放置する
腰の痛みは、体のバランスが崩れているサイン。放置すると筋肉が固まったり、神経を圧迫し、ぎっくり腰や坐骨神経痛につながることもあります。早めにケアを始めることで悪化を防ぎ、再発も防げます。

 

5. 腰痛は「姿勢+血流+意識」で改善できる

長時間立ちっぱなしで腰が痛くなるのは、

・姿勢を維持する筋肉「脊柱起立筋」「大腰筋」「腰方形筋」が固くなること
・骨盤の傾きや背骨の湾曲異常によるもの
・下半身の血流の滞り

といった複数の要因が重なって起こります。どれか1つを直せば劇的に変わるわけではなく、小さな習慣の積み重ねが大切です。

骨盤まわりの筋肉を緩めるストレッチ、ふくらはぎのポンプ運動、正しい立ち方。これらを意識して続けることで、腰痛のない快適な毎日を取り戻すことができます。

「長時間立つと腰が痛い…」と感じたときこそ、“自分の体と向き合うきっかけ”にしてみてください。

 

6. 立っているのが辛いほどの腰痛なら、Uenishi整体院にご相談を!

症状が悪化した腰痛は整体がおすすめです。当院は骨盤・背骨をはじめとした骨格矯正の専門院です。

整体バランスの崩れた骨格や筋肉を調整することで、早期に仕事や家事に復帰できる体を作ります。施術をお考えならぜひ一度お越しください。

現在期間限定で初回施術が特別割引中です。こちらのバナーからご予約ください。

初回割引バナー

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

姉妹院HPバナー
おすすめ記事
  1. 腰を反ると痛い原因と対策|放置NGの症状とセルフケア方法
  2. 前にかがむと痛い腰痛の原因とは?骨盤後傾と腰痛の関係
  3. 坐骨神経痛に整体が効果的な理由
  4. 坐骨神経痛 座り方を改善して痛みを減らす方法
  5. 左腰の後ろがズキズキ痛む原因は?考えられる病気と対処法まとめ
LINE友達募集バナー