坐骨神経痛

坐骨神経痛を悪化させるやってはいけない行動とは?

過去に坐骨神経痛を経験した事がある人で、少し良くなって動けるようになるとつい無理をしたりした事がありますか?

または坐骨神経痛長年患っている人で、再発を防ぐためや、今の症状を少しでも良くしようと、いろんな事を試してみたことはありますか?

実はこれらの行為のなかで、以前の痛みよりも症状が悪化してしまうというケースがあります。これは、坐骨神経痛の認識不足からくる間違った行動や習慣によって起きています。

坐骨神経痛の痛みは、腰から足にかけて放散痛を引き起こし、運動能力や生活の質を著しく低下させる可能性があります。

この記事では、坐骨神経痛を悪化させるやってはいけない行動について詳しくご紹介します。また、これらのNG行動がなぜ悪影響を与えるのかを詳しく解説し、正しい対策をご紹介します。

坐骨神経痛に悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください。

坐骨神経痛を悪化させるやってはいけない行動

間違った行動や習慣は、坐骨神経痛を悪化させ、健康や生活の質に悪影響を及ぼす可能性があります。

以下では、坐骨神経痛を悪化させるいくつかのNG行動について詳しく説明いたします。

悪姿勢での作業

家でパソコンをする男性

悪い姿勢は、坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性があります。

例えば、前かがみの姿勢で座ることや、背中を丸めた状態で座ることは、腰椎や椎間板に余分な圧力をかけることになります。これにより、坐骨神経にも圧力がかかり、痛みやしびれが引き起こされる可能性があります。

また荷物の持ち上げ姿勢なども同様です。不用意に背中を丸めて持ち上げたり荷物の位置が体から遠い状態で持ち上げると、腰椎の椎間板には通常の数倍の負荷がかかってしまいます。

運動不足

運動不足は、坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性があります。理由は筋肉が硬くなること、もう一つは内臓脂肪がつきやすくなり、重心バランスがお腹側に偏る事があります。

これによって、腰椎に余分な圧力をかけることになり、坐骨神経に圧力がかかって、痛みやしびれが引き起こされる可能性があります。

高重力負荷をかけてのトレーニング

ウエイトリフティングの様子

前述の通り、運動不足は坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性がありますが、逆にウエイトトレーニングなどの高重力負荷の運動は注意が必要です。

例えばバーベルなどを使って高負荷をかけると腹圧が上がります。それにより、坐骨神経にも圧力がかかり、痛みやしびれを助長する可能性があります。

ストレスにさらされる生活

ストレスフルな女性

ストレスは、坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性があります。ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、腰椎や坐骨神経に余分な負荷をかけることがあります。

また、ストレスは交感神経を活発にし、痛みの感じ方を増幅させることもあります。

ストレスを軽減するためには、リラックス法やストレス管理の方法を取り入れることが有効です。深呼吸、瞑想、ヨガなどのリラクゼーション法や、ストレスを感じた時に適切な対処法を見つけることが大切です。

 

坐骨神経痛を予防するための正しい行動と習慣

坐骨神経痛を予防するためには、以下の正しい行動を取ることが重要です。

無理な運動はしすぎず、適度な運動を習慣にする

公園を走る女性

定期的な運動を行うことで、筋肉を強化し、坐骨神経にかかる負荷を軽減することができます。また、ストレッチの要素を取り入れる事で筋肉が硬くなることを防ぐ事ができます。

ウォーキング、ジョギング、水泳、ヨガなどの軽度の運動を始めましょう。

正しい姿勢を意識する

姿勢の良い女性

坐骨神経痛の悪化を防ぐためには、正しい姿勢を保つことが重要です。

まず座る際には座面に坐骨が当たるのを意識し、背筋を伸ばし、肩の力を抜いて肩をを落とすように心がけましょう。また、長時間座り続ける場合は、適度な休憩を取りながら姿勢を変えることも大切です。

また荷物の持ち上げ作業の場合は、体と荷物をできるだけ密着させて、腰を落としてから持ち上げるようにしましょう。前屈みの状況はなるべく作らないように上半身を起こす事を常に意識してみましょう。

 

まとめ

以上のように、坐骨神経痛は生活習慣や行動によって悪化する可能性が十分にあります。

逆に正しい姿勢の維持、適度な運動、正しい寝姿勢の保持、ストレスの軽減など、適切な行動を取ることで症状を軽減することができます。

もしあなたが今、坐骨神経痛に悩まされているのであれば、これらのNG行動を避け、正しい行動を取るように心がけましょう。また、症状が重い場合は、専門医に相談することもおすすめです。

正しいケアと予防を行うことで、坐骨神経痛による苦痛から解放され、快適な生活を送ることができるでしょう。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。