こんにちは。大阪本町吹田江坂のUenishi整体院です。
「歩くたびに足の親指の付け根がズキッと痛む」
「押すと痛いし、靴を履くと違和感がある」
そんな症状に悩んでいませんか?
「歩きすぎかな?」
「靴が合ってない?」
と軽く考えがちですが、
足の親指の付け根の痛みは、放置すると悪化し
場合によっては取り返しのつかない状態に発展することもある症状です。
実はこの痛み、
・病気が原因のケース
・足の構造の崩れが原因のケース
に大きく分かれます。
この記事では
・まず病院に行くべきケース
・多くの人に当てはまる本当の原因
・今すぐできる対処法
・痛みが改善しないときの整体活用法
までを、専門家の視点からわかりやすく解説していきます。
目次
足の親指の付け根が痛いとき、まず疑うべき2つの可能性
① 痛風発作の可能性があるケース|まずは医療機関へ
足の親指の付け根が痛いと聞いて、真っ先に思い浮かぶのが痛風です。
痛風は、血液中の尿酸が結晶化し、関節内で強い炎症を起こす病気です。
特に足の親指の付け根(母趾MP関節)は、痛風発作が起きやすい部位として知られています。
【痛風発作の典型的な特徴】
・ある日突然、激しい痛みが出る
・触れなくてもズキズキ痛む
・赤く腫れ、熱を持つ
・歩くのが困難になるほどの痛み
これらに当てはまる場合は、整体やセルフケアよりも先に病院を受診してください。
② 痛風ではない「多くの人が当てはまる原因」
一方で、次のようなケースも非常に多く見られます。
・腫れや熱感はそれほどない
・押すと痛い
・歩き始めや長時間歩いたあとに痛む
・徐々に違和感が強くなってきた
この場合、原因は病気ではなく、足の構造そのものの崩れにある可能性が高いです。
実は多い「足根骨のずれ」が親指の付け根に痛みを出す理由
足は、26個もの骨が複雑に組み合わさってできています。
その中でも重要なのが、足首を作る距骨(きょこつ)と、かかとを作る踵骨(しょうこつ)の位置関係です。

距骨と踵骨の位置関係が崩れると何が起きる?
本来、距骨は踵骨の上に安定して乗り、足のアーチ構造を支えています。
しかし何らかの原因で、
・距骨が内側へ倒れ込む
・踵骨に対して距骨が内転する
というズレが起きると、足全体の形が変わってしまいます。
中足骨が広がり、内側アーチが落ちる
距骨が内転すると、足の甲側にある中足骨が扇状に広がるようになります。
また、内側アーチを支える舟状骨が通常より下へ落ち込みます。
結果として、
・足の内側で体重を受け止める割合が増える
・内側アーチの接地部である中足骨頭に過剰な圧がかかる
という状態になります。
なぜ親指の付け根が痛くなるのか
足部の骨の位置関係がこのようにずれてしまうと、
立っている時、また歩くたびに、
母趾MP関節(足の親指の付け根)へ繰り返し強い負荷がかかるため、
関節周囲に炎症が起き、痛みとして現れるのです。
ひどくなるとバニオン(親指付け根の滑液包炎)を起こし、腫れや熱感を伴うこともあります。
足の親指の付け根が痛いのは「外反母趾の予兆」
外反母趾は、ある日突然指が曲がるわけではなく、段階的に進行します。
①最初は親指の付け根の痛みから始まり
②次第に中足骨どうしの間隔が広がっていき(足幅が広がる)
③親指が反対側に曲がり出して
④変形が固定化し、慢性的な痛みになる
つまり、
「足の親指の付け根が痛い」=外反母趾の初期サイン
と考えることができます。
この最初の段階で対処すれば、進行を防げる可能性は十分あります。
自分でできる正しい靴選びと履き方4選
痛みの原因は、上記で解説の通り、立っている時、歩行時の重心荷重の問題にあります。
よって、靴の選び方と履き方を工夫することである程度痛みを緩和、予防することができます。
① インソールを入れる(最重要)
安価なインソールは、
・クッションが薄い
・アーチを支えられない
といった問題があります。
内側アーチをしっかり支え、
歩行時の衝撃を吸収できる厚みと弾力のある素材のものを選びましょう。
② 靴紐をしっかり締めて歩く
靴紐を緩めたまま歩くと、足は靴の中で横に広がります。
これは中足骨の扇状拡大を助長します。
足の甲を包み込むように、左右からしっかり固定することが重要です。
③ 靴の生地は「伸びないもの」を選ぶ
柔らかく伸びる生地の靴は、脱ぎ履きが楽で重宝しますが、
足根骨や足の甲を支える力がありません。
伸びない、しっかりした生地の靴の方が、
歩行時にアーチが崩れにくくなります。
④ しっかりしたソールの靴を選ぶ
靴選びの際には、ソールの質も重要です。
ソールが柔らかく薄いと、足の支えが弱く、
靴の中で内側荷重が簡単に作られてしまうので、
できるだけ厚く頑丈な素材を選びましょう。
靴を工夫しても痛みが引かない場合に考えるべきこと
このように自分で工夫をしても痛みが改善しない場合、次のような可能性が考えられます。
①足根骨のズレが大きく内側荷重を修正できない
②足首が硬く、歩行時に足首を使えていない
②股関節や骨盤にもズレがあり、そのせいで歩行バランスが悪い
③立ち方・歩き方に悪い癖がついている
この場合、足だけを見ても根本改善は難しいのが現実です。
思い切って専門家に相談しましょう。
整体でできること|なぜ改善と再発防止が期待できるのか
整体では、以下の2つの調整を行うことで、痛みの改善と再発防止を可能にします。
足根骨の調整
・距骨と踵骨の位置関係を整える
・内側アーチの回復を促す
・親指側への過剰な体重移動を防ぐ
・歩行時に足首をうまく使えるようにする
骨盤・股関節の調整
・体の土台を安定させる
・安定した正しい歩行ができるようにする
・左右の正しい体重配分を取り戻す
整体の目的は、
「早期に痛みを取ること+悪化させないこと」です。
特に外反母趾で骨の変形が起きてしまうと、治すことができなくなるため、
自己ケアでうまくいかない場合は、早めに相談する方がおすすめです。
よくある質問(Q&A)
Q. 足の親指の付け根が痛いのは放っておいても治りますか?
A. 一時的に痛みがおさまる事はあっても、放っておいて治ることはありません。足の構造が崩れたままだと再発や悪化の可能性があります。早めの対処が重要です。
Q. 外反母趾ではなくても痛くなることはありますか?
A. はい。外反母趾になる前段階でも、足根骨のズレによって痛みが出ることがあります。
Q. 痛い部分は直接マッサージしても良いですか?
A. いいえ。患部の炎症を助長するだけなのでおすすめしません。
Q. インソールだけで改善しますか?
A. 軽度であれば改善することもありますが、骨のズレが大きい場合は限界があります。
Q. ネットで売っている外反母趾改善グッズの使用は有効でしょうか?
A. 親指と人差し指を広げる商品がよく売られていますが、痛みを改善させる効果はありません。問題は足根骨にあり、指先につけても内側荷重を改善させる効果がないからです。
有効な方法は内側アーチサポーターなどをつけて、その上で靴紐をしっかり締めるのがおすすめです。
大掛かりな外反母趾サポーターは、靴が履けなくなるためお勧めしません。
Q. 整体はどのタイミングで行くべきですか?
A. 靴やインソールを工夫しても痛みが続く場合は、悪化する前に相談するのがおすすめです。
まとめ|足の親指の付け根の痛みを軽く考えないでください
冒頭にもお話しましたが、足の親指の付け根に出る痛みは、
自然に治るだろうと侮っていると、取り返しのつかない事態に発展します。
まずは
①異常な腫れや熱感があれば病院へ
そこまでの症状でない場合
②多くは足根骨のズレが原因で内側荷重が強くなっている
③患部をマッサージしても意味なし。
足根骨のずれの調整orアーチサポートが必要
④正しい靴選びと履き方で足の荷重のかかり方を工夫する
それでも無理な場合
⑤自分では治せない複雑な問題なあるため整体を活用する
足の親指の付け根の痛みは、体からの重要なサインです。
今のうちに正しく対処し、将来のトラブルを防ぎましょう。



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