こんにちは。大阪本町吹田江坂Uenishi整体院です。
「肩こりがつらいが、整体に行くべき?それともマッサージのほうが良い?」
多くの方が一度はこんな悩みを持ったことはありませんか?実際、肩こりで整体とマッサージの違いをよく理解している人は多くありません。
「なんとなくコリをほぐしてもらえたらOK」
「強く揉まれた方が効きそう」
こんな理由で施術を選んでしまうと、改善に時間がかかったり、逆に悪化してしまうケースもあります。
結論から言うと、整体とマッサージは目的もアプローチもまったく違う施術です。特に肩こりの場合、「あなたの肩こりの本当の原因」がどこにあるのかで、選ぶべき施術は大きく変わります。
この記事では、施術歴17年・延べ5万人に施術してきた整体師の視点から、
✔ 整体とマッサージの違い
✔ 肩こり改善にはどっちが向いているのか
✔ 施術を選ぶ判断基準
をわかりやすく解説します。
目次
1. 整体とマッサージは「目的」がまったく違う!
整体とマッサージは同じ“体を触る施術”なので、同じものと考えてしまう方も多いですが、実際には目的が大きく異なります。
●マッサージの目的
マッサージは主に「筋肉をほぐす」ことを目的とした施術です。
・筋肉の緊張を緩める
・血流を促進
・リラクゼーション効果
・疲労の回復
このような作用を期待できます。
特に肩こりの初期段階では、筋肉の張りや血流の低下が大きな要因なので、マッサージは効果を実感しやすい傾向があります。
ただし、デメリットとして、「効果が一時的になりやすい」という点があります。筋肉が硬くなった“原因そのもの”にアプローチするわけではないため、数日すると元に戻ってしまいやすいのです。
●整体の目的
整体は、筋肉よりも「骨格・関節」の位置や動きを整えることを目的とします。筋肉の硬さは結果であり、本当の原因は姿勢や骨格のゆがみにある場合が多いため、
・骨盤や背骨のゆがみ
・肩甲骨の動きの悪さ
・猫背や巻き肩
・首のカーブの乱れ(ストレートネック)
こうした根本的な問題を改善していきます。
結果として、肩こりが再発しにくい状態に整えられるのが整体の特徴です。
2. 整体とマッサージの「施術方法」の違い
整体とマッサージの違いは目的だけでなく、施術方法にも大きな差があります。
●マッサージの施術方法
マッサージは、
・硬い筋肉をほぐす
・血流を改善
・「気持ちいい」と感じる圧を加える
といった手技が中心です。
特に肩こりの場合、肩上部(僧帽筋)・肩甲骨周り(菱形筋・肩甲挙筋)などに直接アプローチします。そのため、受けた直後は軽くなったり、眠くなるほどリラックスできます。
●整体の施術方法
整体は「検査」と「調整」を繰り返しながら進めます。例として、肩こりの整体では、
・骨盤の傾き
・背骨の湾曲
・肩甲骨の可動域
・首の位置関係(頭の重心)
など全体のバランスをチェックします。
施術方法も、
✓ 関節の可動域を広げる
✓ 姿勢を整える
✓ 固まっている深層筋を緩める
✓ 肩甲骨の動きに関わる肋骨の調整
など、多角的なアプローチが特徴です。
そのため、肩こりが「背骨のゆがみ」「姿勢」「呼吸の浅さ」から来ている場合は、整体のほうが圧倒的に効果的です。
姿勢の矯正には、”カイロプラクティック”という分野も存在します。整体とはどのように違うのでしょうか?そのあたりについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
3. 肩こりには整体?マッサージ?タイプ別に最適な選び方
肩こりには“種類”があります。どちらを選ぶべきかは、あなたの肩こりの原因によって決まります。
●マッサージが向いている肩こり
以下に当てはまれば、マッサージの方が効果を感じやすいタイプです。
✔ デスクワークで肩が張る
✔ 一時的な疲労・筋緊張が原因
✔ ストレスで体が重い
✔ とにかく癒されたい・リラックスしたい
✔ 睡眠不足による肩のこり
マッサージは血流改善やリラクゼーション効果に優れているため、「軽度〜中度の肩こり」には相性が良いです。
●整体が向いている肩こり
以下に当てはまるなら整体が最適です。
✔ 慢性肩こりで何年も続いている
✔ 猫背・巻き肩・ストレートネック
✔ 肩甲骨が動かない
✔ 肩こりに加えて痛みもある
✔ マッサージでは良くならなかった
✔ 姿勢の崩れを自覚している
慢性肩こりは、筋肉だけでなく、
・背骨の関節の固さ
・姿勢不良
・骨盤の歪み
こうした深い要因が絡んでいます。
この場合、表面だけを揉むマッサージでは限界があるため、整体で“根本原因”を整える必要があります。
| チェック項目 | マッサージ向き | 整体向き |
| 肩こりの場所は? | 肩の上だけ | 肩甲骨の内側や首まで広い |
| 肩こり歴は? | 最近始まった | 半年以上続いている |
| 姿勢に自信はある? | 姿勢は比較的良い | 巻き肩・猫背の自覚あり |
| 肩こり以外の症状 | 特にない | 他にもある |
4. 肩こりを悪化させる「間違った選び方」
施術選びを誤ると、肩こりが悪化するケースも少なくありません。
① 強もみを求めすぎる
「強く押してもらわないと効かない」という方は要注意。筋肉や筋膜を傷つけ、余計に硬くなることもあります。
② その場しのぎの施術を続ける
マッサージで気持ちよくなっても、原因が姿勢なら永遠に同じことの繰り返しです。
③ 自分の肩こりの原因を知らない
肩こりは、
・筋肉の疲労
・姿勢のゆがみ
・関節の動きの悪さ
など複数の要因があるため、原因を把握することが重要です。
5. 整体師が教える!肩こりを早く改善するコツ

① 肩甲骨を動かす習慣をつくる
肩甲骨が硬いと、肩こりは必ず悪化します。日常で「後ろに引く」動きを意識すると改善が早くなります。
② 呼吸を深くする
猫背や巻き肩の人は呼吸が浅く、肩周りの筋肉が緊張しやすい状態。深呼吸を増やすだけでも肩こりは軽減します。
③ 同じ姿勢を30分以上続けない
デスクワークの肩こりの最大の原因は「姿勢の持続」です。30分に1度立ち上がるだけでも改善スピードは大きく変わります。
④ 施術後のセルフケアで効果を持続
整体後は筋肉が柔らかく、姿勢も整いやすいため、
・肩甲骨ストレッチ
・胸筋のストレッチ
などを取り入れると効果が長持ちします。
6. まとめ:肩こりには整体?マッサージ?正解は「原因の深さ」で決まる
整体とマッサージは「どちらが優れている」という話ではありません。大切なのは、あなたの肩こりの原因がどこにあるか、によって必要な施術は変わります。
肩こりは放置すると慢性化し、頭痛や手のしびれに繋がることもあるため、早めに自分に合った施術を見つけることが最も大切です。
Uenishi整体院では、肩こりの根本改善を目指します。肩こりの多くは姿勢の悪化、ストレートネック、骨盤の歪みから起こることが多く、骨格を整えることによって筋肉に負担をかけない体をつくります。



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