お子さんを産んだ後、骨盤矯正をした方が良いというのはなんとなく知っていると思いますが、なぜ産後に骨盤矯正をした方が良いのでしょうか?
骨盤の歪みは女性特有の体の特性からみてとても良くないことで、それによってどんどん悪い方向に向かってしまい、後々根っこの深い悩みとして根強く残るのです。
実際にこれが起こると何十年も引きずってしまいます。
では骨盤が歪む事でどのような弊害があり、なぜ骨盤矯正をした方が良いのでしょうか?
今日は放っておくことで起こる5つの弊害と、骨盤矯正をすることで起こる8つのメリットをお話ししていきましょう。
産後骨盤の歪みを放置する事で起こる5つの弊害
代謝の低下が起こる
骨盤が開くと骨盤内腔(骨盤のスペース)が広がってしまいます。
それによって重力に逆らえなくなった臓器はどんどん下に下がってしまって、子宮などが押し潰されてしまいます。
毛細血管も圧迫されるので臓器全体の働きが悪くなり代謝の低下を招きます。
下半身の冷えが起こる
骨盤の歪みは鼠径部の圧迫を起こしやすくなります。
鼠径部には下半身に向かう動脈、下半身から上がってくる静脈が通っており、圧迫を起こせばたちまち血の巡りが悪くなってしまいます。
子宮内環境が悪くなる
産後整理不順や生理痛が起こってしまいやすいのは骨盤の形と関係があります。
骨盤の中心に位置する大切な臓器のひとつが子宮。
この子宮は骨盤の歪みに敏感に反応しストレスを受け卵巣や卵管と合わせてねじれが起こりやすくなります。
また骨盤が開いて腸などの臓器に圧迫されるとそれによって子宮本来の働き、生理周期やホルモン周期に大きな影響を与え、生理痛整理不順、不妊の原因になってしまうのです。
腰にかかる負担が大きくなる
骨盤の開きや歪みがあると骨盤がグラグラの状態になっていて上半身を支える機能が大きく低下してしまいます。
そうすることで産後腰痛が始まったり、ひどくなるとぎっくり腰や坐骨神経痛にかかってしまったりと徐々にひどい痛みに悩まされてしまいます。
下半身のリンパの流れが滞る
リンパというのは免疫に関係します。
骨盤の歪みで下半身のリンパの流れが滞ると下半身に溜まった老廃物やウイルスなどの処理ができなくなってしまいます。
よってすぐに感染症にかかってしまったりすぐに風邪をひいたりと、病気にかかりやすい体になってしまうのです。
産後骨盤矯正をする事で起こる8つのメリットとは?
代謝不良を改善し代謝を上げることができる
年齢が上がって代謝が落ちるのは何も歳のせいだけではありません。
骨盤環境が影響しているのです。
代謝不良の原因は骨盤が開くことによって内臓が下に落ち、それによる毛細血管の圧迫で起こります。
骨盤矯正で歪みや開きが改善されると骨盤は締まります。
そうすると自然に内臓は上に上がり、内臓どうしにスペースが生まれます。
そうして毛細血管血流が促進して内臓の動きが活発になり代謝が上がるのです。
産後の下半身太りを解消することができる
下半身の血流が改善することでお腹やお尻、太ももなどの脂肪沈着を抑制し、次第に骨盤周りがスッキリしてきます。
産後の下半身部太りの原因の多くがこの下半身の血流低下によて起こっているため骨盤矯正によってその問題が解決すると下半身太りの解消に繋がるのです。
お腹やお尻のたるみを解消できる
お腹やお尻のたるみは骨盤の開きが原因で、骨盤が開くとお尻が平らに広くなってしまいます。
皮膚もそれに沿って締まりがなくなり、太ももとお尻の境目が分からなくなってしまうのですが、骨盤矯正によって骨盤が締まってくると、お尻全体が小さくなりお尻の位置も上がってきます。
それによってお腹周りにもくびれができてたるみが消えていきます。
下半身が暖かくなり、冷え性が起こりにくくなる
実は下半身の冷え性も血流低下によって起こっています。
血液は全身の体温を一定に保つ役割があるので、血流低下が起こってしまうとその部分が冷えてしまいます。
骨盤矯正によって下半身の血流低下が改善すると脚全体の血流が回復するため冷え性の改善につながるのです。
生理不順、生理痛の原因を改善しリズムの整った整理周期に戻る
骨盤の開きによって起こっていた臓器の圧迫、そして骨盤の歪みによって起こっていた子宮や卵巣、卵管のねじれから解放されると、生殖器本来の活動が回復し始めます。
毛細血管の血流が促進し本来の定位置によって子宮がストレスなく活動できると生理周期の乱れや生理痛、不妊の改善に繋がります。
腰痛が起こりにくくなる
骨盤矯正によって骨盤が締まると安定力、すなわち体重を支える力が増します。
歩くときや立っている時など、足裏からの力をしっかり股関節でうけることができ、上半身の背骨にスムーズに伝えることができるので腰に負荷がかからなくなるのです。
そうすると産後に腰痛で悩んでいたり、腰が重いと感じていた不快感もスッと無くなっていくのです。
太ってもすぐに元の体重まで戻りやすい
「若いうちは暴飲暴食をしても何日か気をつければすぐに体重が戻っていた。」
そんな経験をあなたもしていたはずです。
これは代謝が高かったからです。
代謝の高い低いを決めている大きな要因は内臓の活動量と関係があります。
そして人生で代謝が突然落ちる時期、それは出産後なのです。
骨盤矯正は出産後に起きた骨盤の歪みや開きを改善させるだけではなく、その中に治る内臓の活動量を上げることにも繋がります。
そうして基礎代謝を維持することができ、痩せやすい、太りにくい体を作ることができるのです。
免疫力が上がり病気になりにくい
骨盤矯正は血流改善もそうですがリンパの流れも良くなります。
リンパというのは免疫を管理していますからリンパの流れが良いというのはすなわち病気にかかりにくいと言えるのです。
鼠蹊リンパ節というのが骨盤の前部にありますが、骨盤矯正によって鼠径部が圧迫から解放されると下半身のリンパの流れが良くなって下半身に溜まりにくくなります。
リンパ液に流れるウイルスはリンパ節を通るときに回収されるので、リンパ流れが良くなると免疫機能全体が上がるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
このように骨盤矯正は女性にとっては良いことづくめの施術です。
ぜひしておいた方が良いケアのひとつだということがお分かりいただけたと思います。
そして女性が病気を起こしやすくなる、体調を悪くする、太りやすくなり体型が大きく変わるなど、全てのターニングポイントは出産後なのです。
出産後の骨盤環境が悪いと一気に老化をに拍車をかけてしまうのです。
「でも私は出産を経験してしばらく経っているから遅いんじゃないでしょうか?」
そんなことはありません!今からでも間に合いますよ。
骨盤矯正で骨盤を整えてあなた本来の体を取り戻すことはまだできます。
興味がある方はぜひ当院の骨盤矯正を受けてみてください。
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