こんにちは。
大阪市中央区本町で慢性腰痛、膝の痛み専門整体院を運営している Uenishi整体院院長の上西です。
今回のテーマは 「だから治らない!膝が痛い人の9割が信じている9つの間違い」 についてお話していきたいと思います。
昔からなんとなく膝は痛かったけど 大したことなかったから放っておいたら 最近になってひどく痛い。
仕方なく整形外科にいったら 「膝に水がたまってる」と言われ注射で 水を抜きヒアルロン酸を入れてもらった。
そして痛くなるたびに整形外科に通い 膝に溜まった水を抜くことを 繰り返していた。
こんな話を良く聞きます。
もしかしてあなたもその一人ですか?
ではそんなあなたにさらに質問です。
膝の痛みについて今もこのような考えを お持ちでないですか?
□整形外科に通っていればいずれ膝の痛みは取れる。
□ヒアルロン酸は関節の潤滑油なので、続けていれば膝の曲げ伸ばしは楽になると思っている。
□解決策は分からないけど、とりあえず医者の言う通りに治療を続けている。
ひとつでも当てはまる方は 残念ながらその膝の痛みはこの後も 良くなる可能性は極めて低いでしょう。
そんなあなたに今日をきっかけに 考え方を変えていただきたいと思います。
ズバリ言わせていただきますが、
あなたに欠けている考え方はこれです↓↓
1. なぜ膝が痛み出したのか?
2. なぜずっと膝が痛いのか?
3. そもそも膝の痛みの原因って何なのか?
すなわち痛みに対する原因の追及です。
結果には必ずその種となる因子があり、その種が果となって今の症状となって現れている。
つまり今の膝の痛みにはあなたが知らない致命的な問題があると言う事です。
今度もそれを知らないまま同じ生活を続けると、いずれ膝は壊れて歩けなくなりますよ!
それでも良いと言う人は、この先は読まないでください。
もしあなたが少しでも膝の痛みから解放されて自分の膝で日常生活を末永く送っていきたい。
そう思うなら、この先をじっくり読み進めていって下さい。
少し長いですが 最後までお付き合いくださいね。
- 間違った認識その1:ヒアルロン酸では膝は良くならない
- 間違った認識その2:膝の水は抜いてはいけない
- 間違った認識その3:膝サポーターは膝を治す効果はない
- 間違った認識その4:膝が痛いのは老化が原因ではない
- 間違った認識その5:グルコサミンは膝を修復する効果はない
- 間違った認識その6:「膝の痛みは安静が一番」は間違い
- 間違った認識その7:太ももの筋肉を鍛えても膝の痛みは緩和しない
- 間違った認識その8:手術はお医者さんに勧められても簡単にしてはいけない
- 間違った認識その9:水中での歩行エクササイズは膝には効果がない
- では膝の痛みが起こる本当の原因は何なのか?
- 痛みと腫れは膝関節の悪化を阻止する唯一の生体防御機能
- 膝の痛みの根本原因はどこからきてるのか?
間違った認識その1:ヒアルロン酸では膝は良くならない
膝が痛くなって病院に行くと注射をされるケースがよくありますが、黄色っぽい液体を注入されているののえをよく見ます。
これがヒアルロン酸ですね。
お医者さんから「ヒアルロン酸は膝の潤滑油だから」と言われた事がある人は多いと思いますが、膝に直接入れたとしても、残念ながら痛みを軽くする効果はほとんどありません。
理由は簡単です。
痛みの原因が”膝関節の滑りが悪いから起こっている”わけではないからです。
間違った認識その2:膝の水は抜いてはいけない
もし、膝関節に水が溜まって腫れている場合、すぐにでも膝の腫れを取りたいと思いますよね。
それが叶うのが整形外科です。
整形外科では、膝が腫れている場合は直ちに注射器で水を抜くことをします。
しかし膝に溜まった水は抜いてはいけません。
膝に溜まった水を抜くと瞬間的に腫れはひいて、痛みもなくなり動かしやすくなりますので、良くなったように感じてしまいますが、これは一時的な現象です。
しばらくするとすぐに膝の水は溜まってしまいます。
膝に水が溜まるのには深〜い訳があります。こちらで詳しくお話ししています。
間違った認識その3:膝サポーターは膝を治す効果はない
「お医者さんに勧められて膝サポーターを購入した」
または、
「薬局で膝の痛みを少しでも和らげるために、膝サポーターを買って付けている」
という方も多いのでは?
実は膝サポーターにも膝の痛みを緩和する効果はありません。
そもそもサポーター自体は膝関節周りのみをサポートしているタイプが多く、それでは膝を固定するほどのサポート力を得ることはできません。
間違った認識その4:膝が痛いのは老化が原因ではない
これも病院で良く言われるせいか、膝の痛みを老化現象と信じてしまっている人が本当に多いのですが、これも間違いです。
なぜなら若い人も膝を痛める人が多いからです。
そして高齢者にの大多数に膝の痛みを抱えているということでもありません。
よって膝の痛みとは明らかに体のどこかに問題があって、そのせいで起こっていると考えるのが自然なのです。
間違った認識その5:グルコサミンは膝を修復する効果はない
「〇〇食品のグルコサミン」というようなCMが連日メディアで放送されていますが、これもほとんど効果がないと言っても良いでしょう。
グルコサミンは関節軟骨の成分であるムコ多糖類の材料で、摂り続けると関節軟骨のすり減りを抑制すると言われています。
しかし、グルコサミンをサプリメントで服用しても体内に吸収されて関節軟骨の成分に合成されるかどうかも分かりません。
その上、あなたの壊れた膝関節にそれがピンポイントに届くということは、研究では証明されていないのです。
そしてグルコサミンはアミノ糖という糖分の一種なので、血糖値が高い人は取りすぎに注意が必要です。
間違った認識その6:「膝の痛みは安静が一番」は間違い
お医者さんに、「膝が痛いのは安静にするのが一番」と言われ、家で運動もせずに食べて寝ているだけの生活をしていると太ってきてますます心配になった。
これも間違いです。
安静は膝関節にとってもちろん痛みを出さない方法と言えますが、そもそも膝の痛みを取る目的は生活の質を上げるためです。
自分で歩いて買い物に行き、遠方には自転車で出かけ、趣味の旅行に出かけるということです。
安静にしていると人間的な生活からは程遠くなります。
本当の目的は”膝を動かしても痛くならない状態を目指す”ということではないでしょうか?
これでは一向にあなたの目的は達成されません。
間違った認識その7:太ももの筋肉を鍛えても膝の痛みは緩和しない
「膝の痛みの原因は太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が衰えているから」
このように言う人も一部でいますが、これも大きな間違いです。
実際には太ももの前の筋肉が豊富な人でも膝の痛みは起こしますし、筋肉量が少ない人でも膝の痛みを起こさない人はたくさんいます。
闇雲にトレーニングをするということは、膝に余計な負担をかけてしまう行為になるだけです。
家でトレーニングをするようにと言われて、実際に行った人の膝の痛みがひどくなったと言うケースがありました。
間違った認識その8:手術はお医者さんに勧められても簡単にしてはいけない
レントゲンやMRIで膝関節を見た時にお医者さんの判断で手術が必要と言われるケースも珍しくありません。
この場合、手術に踏み切るには慎重になりましょう。
なぜかと言うと、お医者さんが検査したのは膝関節のみです。他の部分は一切検査していません。
もし膝とは違う別の部分に膝の痛みの原因があった場合、手術をして良くなるでしょうか?
可能性はかなり低いでしょう。
お医者さんの判断材料は膝のレントゲンとMRI画像です。
見ているのは”膝が壊れている”という結果の部分だけです。
最終判断はあなたです。
あなたは何を解決したいのか、良く考えて判断しましょう。
間違った認識その9:水中での歩行エクササイズは膝には効果がない
「水中では浮力がかかるから膝には負担がかからない。水中エクササイズは膝に良い」
本当にそう思いますか?
あなたが生活するのは水中ではありません。
陸上です。
目標は陸上で動いても膝が痛くならないようにする事です。
これを続けていても、水中でエクササイズしている時は膝は痛くありませんが、陸上に上がって同じように歩くとたちまち痛くなり、一向に膝の痛みは引いていきません。
では膝の痛みが起こる本当の原因は何なのか?
今まで9つの間違いを指摘してきましたが、膝の痛みが起こる本当の原因とはなんなのでしょうか?
これをお話ししないと話が終わりません。
膝の痛みが起こる原因はズバリ、「膝関節のねじれ」です。
実際にはぶつけたりひねったりした記憶がなく 何の心当たりもないのに、急に膝が 痛いと訴え出す人が多いですが、これは構造的な理由があります。
膝は一般的には曲げ伸ばししかできない ように思われていますよね?
しかし厳密には、わずかですが ねじれたりスライドしたりできる 遊びのある関節なんです。
そもそもこれは膝が地面からの衝撃を 吸収するために関節の遊びのあるように作られています。
これは瞬間的な衝撃吸収の話であって、 衝撃が持続的に続く場合ねじれのテンションがかかり続けることで、 膝への負担が大きくなり壊れてしまうというリスクに繋がるのです。
痛みと腫れは膝関節の悪化を阻止する唯一の生体防御機能
人間には悪化を阻止する 生態防御機能が備わっています。 それは痛みと腫れです。
「これ以上壊れるとまずい」と 体が判断すると痛みと腫れを出して あなたに警告を出します。
両者は安静を意味します。
膝のねじれが大きく、このままでは膝が壊れてしまうというサインが体から起こっているのです。
しかし、
病院に行く→注射器で水を抜いてしまう、痛み止めを処方する→一時的には動きやすくなるから又普通の生活に戻れる→普通に動く→でもまた膝が腫れてきた→水を抜いてもらう。
この流れが膝関節の悪化の一途をたどっているのです。
膝の痛みの根本原因はどこからきてるのか?
実は膝のねじれの原因は膝関節にはなく、股関節か足関節、またはその両方にあるのです。
つまり股関節と足関節の可動域不足によってそれは起こります。
股関節と足関節に動きの悪さがある場合、体全体で一連の動きをする時にその補填を膝関節が行います。
簡単にいうと膝関節のオーバーワークです。
膝のオーバーワークは主に歩くときに起こります。
歩き方に問題があると膝には大きな負担がかかるということですね。
たとえば股関節、足関節が固い人なんかは 歩いたり走ったりするときに内股になったりお尻を振ったりと 綺麗な歩行動作ななりません。
しかし、それでも歩行わできるようにと膝関節が本来使わない遊びの部分までフル稼働するのです。
そうなると歩くたびに膝関節内で余計な膝のねじれや スライドの動きが起こるのです。
こんなことが日常生活で歩くたびに常に起こっていたら、すぐには 何もおきませんが徐々に膝の中身で破壊が起こっていきます。
すなわち原因は膝には無いということ!!
それ以外の関節股関節、足の関節)に 何らかの動きの制限があって それを補うために膝のねじれが起きて 壊れていくのです。
だからまずは歩行時に関係のある関節の 動きが正常かどうかをよい専門家に 確認してもらうことです。
『股関節と足の関節』
膝が痛い人はここに 問題があることが多いんです。
これでお分かり頂けましたでしょうか?
この内容を見ても今までどおり 病院の治療を続けていきますか?
それとも今は体しか事ないから しばらくこのまま様子を見ますか??
結果はあなたのこの先の行動次第です。
良い行動すれば必ずいい結果に繋がりますし、悪い行動をすれば悪い結果に繋がります。
コレが原因と結果の法則です。
あなたの直感力をフルに働かせて手遅れになる前に 軌道修正しましょうね。
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