最近の健康ブームによって取り沙汰されている、亜麻仁油やえごま油。
今話題のオメガ3脂肪酸の含有量が高いと言われ、美容効果と健康のために積極的に使われている方は多いんじゃないでしょうか?
実は私も、以前は亜麻仁油の効果を信じて好んで使っていましたが、今では一切使用をやめています。
実はこの健康をうたわれている亜麻仁油とえごま油に落とし穴があることをご存知ですか??
今日はこの知られざる秘密について、お話ししていきます。
なぜメディアでは亜麻仁油、えごま油の摂取を推奨するのか?
オメガ3は必須脂肪酸だから
必須脂肪酸とは人間の体に必要な栄養素のうち、自分のからだの中では作ることができないため、外部から摂取する必要がある脂肪酸のことを言います。
オメガ3脂肪酸であるαリノレン酸は体の中で作られることがなく、それをたくさん摂取すると血中のDHAが増加したことからαリノレン酸が必須脂肪酸に該当すると裏付けたことから始まっています。
DHAの豊富な魚介類やアシカの摂取が多かったグリーンランドのエスキモーに心筋梗塞の発生率が低いことから一気に注目され始めました。
そのほかにも、
✔︎脳梗塞の予防
✔︎がん予防
✔︎認知症予防
✔︎高血圧の予防
✔︎中性脂肪やコレステロールの低下
✔︎リウマチや関節炎の緩和
など様々な効果が期待されているため、今注目を集めているんです。
オメガ6とオメガ3の理想的な摂取比率は4:1。現代の日本人は16:1
オメガ3と同様に比較されるオメガ6という脂肪酸がありますが、これも必須脂肪酸の一つです。
このオメガ6脂肪酸はリノール酸とも呼ばれます。
しかしこのリノール酸は現代食の中には豊富に含まれ、理想的な摂取比率のバランスが大きく崩れています。
今の日本人は16:1と言われており、オメガ3が圧倒的に少ないのが現状です。
そこで、オメガ3の摂取を増やす必要があるというのがその理由です。
決定的な落とし穴?︎亜麻仁油は日本人には不向きな油だった!!
あなたも健康を維持するために先程のような効果を期待して、亜麻仁油やえごま油を積極的に摂取していると思います。
しかし、実はこれにはメディアで伝えられていない隠された落とし穴があったんです。
オメガ3を摂取することの本当の目的は、体の中でEPA、DHAを作り出すためです。
そしてそのEPAが細胞の炎症を鎮めて、病気の発生を抑えてくれるのですが、
これを分解する酵素を白人やインド人は持っていますが、残念ながら日本人にはありません。
なので、たくさんとっても意味がないということになります。
それどころか、炎症が余計に酷くなることが考えられます。
要するに、外国人にとっては良い油でも、日本人には合わないということです。
亜麻仁油、えごま油は最も酸化しやすい油の一つ!
もうひとつ亜麻仁油、えごま油を摂ることのデメリットは、油の中で最も酸化しやすいということです。
大手メーカーで透明の瓶に詰めている亜麻仁油をスーパーで見ますが、亜麻仁油は光が当たるだけで酸化します。
よってその商品は新品の段階で酸化しているということになります。
そういうことを理解している、良心的なメーカーで遮光瓶に入ったものも見かけますが、家に帰って封を開けた瞬間から一気に酸化が始まります。
なので酸化しないうちに使うなら早く使わないといけないというとても使い勝手が悪い油なんです。
日本人の体に効率よく取り込む事ができる唯一のオメガ3とは?
ではオメガ3を日本人の体に効率よく取り込んでDHAを作り出すにはどのようにすれば良いか。
安心してください。亜麻仁油やえごま油に頼らなくても摂取できる方法はあります。
それは動物の肉や乳製品、そして魚介類から直接摂る、またはフィッシュオイルのサプリメントを使って摂るという方法です。
実は牛や、魚などに含まれるオメガ3なら我々日本人が唯一使う事ができます。
牛は、牧草を食べて体の中で人間が使える有効なオメガ3に変えて蓄えてくれます。
魚も、海藻を食べて人間が使える必須脂肪酸に変えて蓄えてくれています。
それをそのままいただくという事です。
なので、オメガ3を効率的に摂取したいなら、積極的にお肉や魚を摂りましょう。
そのほかにも、私が現在積極的に摂っている油の種類についてこちらの記事でお話ししています。
大変有難うございました!
カプセルでのえごま油を購入してましたが
あまり飲んでいませんでした。
役立つ情報をいただき感謝いたします!
平島様、コメントありがとうございます。
残念ですがそういう事です。
今お持ちのえごま油は、処分するしかなさそうですね。
今後ともよろしくお願いいたします!