「膝が痛い」
「膝に水が溜まる」
「膝が曲がらない」
「膝の形がおかしい」など、
膝に関する深刻なお悩みは絶えません。
そしてそのほとんどの方、いやほぼ全員と言ってもいい方が、その治療の方法について迷ってしまっています。
あなたもそのうちの一人でしょう。
それは、巷や周りで、
「こんな治療をして、膝がすこぶる良くなった!」
というような画期的な話がほとんど聞けないからだと思います。
「これをすれば膝の痛みは確実に良くなる!」
とは言わなくても、
「将来車椅子、寝たきりにならないような生活を維持したい!」
というような希望を持てる治療法はないのでしょうか?
そんなあなたに、今回は膝の痛み、その中でも変形性膝関節症の最善の治療法についてお話ししていきます。
変形性膝関節症の治療施設は大きく3つに分類される
変形性膝関節症の治療法は大きく分けて、保険の効く整骨院・接骨院、保険の効かない治療施設(整体院など)、病院の3つに分類されます。
まずはこの違いについて説明します。
保険の効く整骨院・接骨院
まず、整骨院と接骨院は名前は違えど同じところです。柔道整復師という国家資格者が厚生労働省の認可のもとで施術をする施設です。
急性期の症状に保険が適用され、患者様は施術金額の1割から3割を負担するという事です。
最近は整体院・接骨院の中でも治療範囲を広げるために一部自由診療(保険を使わない治療)をする治療院が増えてきています。
ここで行うのは保存療法です。
保存療法とは、体を一切傷つけずに体の外から施術を行う方法のことです。
保険の効かない治療施設(整体院など)
一方、保険の効かない治療施設は患者様に施術金額の10割を支払っていただいて施術をするということになります。
今回のお話は変形性膝関節症のテーマなので、リラクゼーション系を省いてお話しすると、やはり整体院がメインになるでしょう。
整骨院・接骨院と比較すると、保険の適用がない分、治療範囲は限定されません。
慢性疾患でも施術ができます。
ここで行うのも、保存療法です。
病院
病院は医師免許という国家資格を取得した、医療では最高権威でもある医師が治療を行う施設です。
よって手術、投薬、注射、レントゲン、MRI、CTなど、医師にしか認められていない検査方法、治療法が受けられます。
前者2つの保険の効く整骨院・接骨院、保険の効かない整体院に対して、病院は観血療法(手術)が行えるのが大きな違いです。
整骨院・整体院・病院で変形性膝関節症の治療に向いているのは?
ではこの3つの選択肢の中で、変形性膝関節症と診断された方にとって、その後の治療の特徴についてひとつひとつ見ていきましょう。
保険の効く整骨院・接骨院では変形性膝関節症の治療は厳しい
先程も話したように保険適用されるのは「急性期の疾患」についてです。
最近では自由診療も取り入れている治療院もありますが、ほとんどが慢性疾患に対して”経験が浅い“というのが実際です。
そして、特にチェーンで他店舗展開しているような整骨院・接骨院グループに関してはリラクゼーション要素が高く、体を改善するようなスキルは持ち合わせていないと言っても過言ではありません。
なぜなら、治療技術を習得するには数年の時間が必要で、他店舗展開するにあたってそれは避けて通りたいハードルになるからです。
そのため、研修を早く終わらせてデビューさせることになってしまい、治療技術が追いつかない柔道整復師ばかりが実際に施術を行うという図式になっているのです。
国家資格者の柔道整復師と聞くと権威があるように聞こえますが、実際の治療のスキルは現場での経験の質が大きく関係します。
整骨院で施術を受けた経験がある方は分かりますが、整骨院では一人の患者様にかける時間が少な過ぎるのです。
残念ながら患者様の体を深く診る、詳しく検査するということができないため、そのような環境では十分な経験が積めないのです。
そんな治療院が、慢性疾患で起こった変形性膝関節症を治療し、回復に向かわせるというのはまず無理です。
病院は手術ありき!保存療法で完治する術はなし。
病院に勤める医師は、医療における最高権威で、その努力は尊敬に値します。
しかし病院、医師にも弱点はあります。
それは治療法の選択肢です。
変形性膝関節症に関して病院の治療方針を見てみても分かるように
保存療法の場合、
湿布、ヒアルロン酸注射、痛み止めの薬
というような対処療法になります。
対処療法というのは、今ある痛みや症状を今強制的に抑えようという考えのもとに行っており、将来的に膝関節の回復を見据えた考えではないのです。
そのように対処療法を続けて本人の膝の耐久力の様子を見ながら、持ちこたえられなくなったら手術に踏み切るのです。
しかし手術が完璧かといえば、そうでもないのです。
仮に手術が成功ても、その後に痛みが回復しなかったり、手術後に再発したりしてしまうのです。
しかし医師の見解は手術は成功しているので、手術のやり直しもなく、そのまま放っておくしかないというのです。
そうなるとあまりにも予後が悪くなり、ますます動けなくなるのです。
私の聞くところによると、変形性膝関節症で手術を受けた方で、術後の経過が良いという方は、半分以下ではないでしょうか?
そう考えると、手術は到底お進めできる治療法にはならないということになります。
変形性膝関節症が回復する唯一の治療法とは?
まず変形性膝関節症は回復するのかという話ですが、それは可能です。
症状が軽ければ軽いほど回復は早く、深刻で有ればあるほど、時間はかかります。
ですがどちらも回復に向かっていくでしょう。
ではなぜ、巷で治療院が溢れているのにもかかわらず、多くの人が変形性膝関節症で悩んでいるのか?
それは医療がビジネス化してきているからです。
元来から「医は仁術」という言葉があるように、人命を救う博愛の道であるのが本来の医療でした。
しかし、現代は「医は算術」と言われるようになってきました。
患者様を診る時間を短くして効率化、売り上げばかりを重視するあまり、「体を治す」という一番時間をかけて行うことべきことを怠った結果だと思います。
治そうとする医療が減ってきているのです。
よって治る方法はあるのにそこを追求して、提供する人が少ないのです。
だから良い情報も少なく、治療院も少ないのです。
変形性膝関節症は正しく治療すれば、本当に楽になります。
これは大袈裟な話ではありません。
変形性膝関節症は慢性疾患です。
長い時間をかけて膝が変形を起こしてきたその裏には、膝が壊れていく原因(因子)が潜んでいるのです。
回復する治療というのはその原因を早く見つけて取り除いてやることです。
それはあなたが昔から続けてきている生活にあるかもしれませんし、あなたが過去に怪我をしてしまったり、一時期に無理をしてしまって、体の一部に支障をきたしてしまったからかもしれません。
それを見つけ、取り除くために私達のような専門家がいるのです。
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必ずあなたのお力になります。
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